ゴルフゾンジャパンは8月、最新シミュレーションゴルフ機器の『TWOVISION Plus』を発売した。そこで一足先に同機種を使って体験ラウンド。製品特徴をお送りする。
本番さながらのラウンドができる7年振りの新機種

『TWOVISION Plus』は同シリーズでは7年振りの新機種だ。製品名の「TWO」には「2つのセンサーカメラ」、そして「次世代の機器」という意味が込められているという。
第一の特徴は、シミュレーション機器内のコースロケーションに合わせて、スタンスプレートとボールプレートがそれぞれ自動で傾斜し、本番さながらのライでショットができる点だ。2つのプレートの組み合わせにより、最大14通りのライからショットできる。
写真では若干分かりづらいが、プレートが傾斜していることが見て取れる。実際にスタンスしてみると実際のコースと同様の傾斜が体感できるため、ライに合わせたスイングとショットが要求される。

また、ボールプレートはラフが2種類、バンカーも2種類用意されており、ボールが落ちた場所によってどちらを使用するか指示される仕組み。よりリアルなラウンドに近づけた細かい工夫が見て取れる。
また、ショット直後にインパクト直前のヘッド軌道とショット動画が画面に映し出されるため、スイングのチェックも同時にできて便利だ。

2台のセンサーカメラが搭載されていることで、飛距離はもちろん、ヘッドスピードや初速、スピン量などの数値も表示される。悲しいかな、自分の普段通りの飛距離が出ていたため、測定精度も良さそうだ。
また、もう一つの特筆すべき機能は、全く異なる場所から同時に6人までラウンドができる「ネットワークプレー」というモードだ。同じ機種が設置されていれば、全世界のゴルファーと繋がることができる。この機能を利用すれば施設対抗戦などシミュレーションゴルフ機器を使って多様なゴルフの楽しみ方が体験できそうだ。
プレーできるコースは239コース。その内、日本のコースは62と豊富なゴルフ場に対応している。今後、コースは順次追加していく予定だ。
手軽にゴルフ体験
今回は9ホールをラウンドしたが、所要時間は30分程度。涼しい室内で本番さながらのゴルフができ、かつ短時間で終わるという点は満足感が大きい。
昨今のゴルフブームにより、インドアゴルフは活況を呈している。都内のインドア施設は500か所近く存在しており、個人宅やマンションの共用スペースにシミュレーションゴルフを導入する事例もある。
一時期ゴルフバーがブームになったが、シミュレーションゴルフによって敷居が下がれば、より手軽にゴルフを楽しめる人が増えそうだ。
なお『TWOVISION Plus』はゴルフゾンジャパン直営のインドアゴルフ練習場「ドライビングレンジ東新宿」のVIPルームで体験可能。ビジター3300円+プレーフィー、メンバー1650円+プレーフィーで利用できる。興味のあるゴルファーは問い合わせてみてはどうか。
TEL:03-6380-3915