ゴルフゾンジャパンは11月、レーザー距離計『CaddyTalk CUBE(キューブ)』(3万9600円)を発売した。同モデルは大ヒットした『CaddyTalk minimi』シリーズに次ぐ同社の意欲作で、「キャディモード」という新発想の機能を搭載した。
そこで25年以上の豊富なレッスン経験を持つ原田修平プロと、現役キャディでインスタグラマーのもちあやこと望月綾乃さんがコースで同製品を使用。プロとキャディそれぞれの視点から解説する。
【動画】原田修平&もちあやが『CUBE』をゴルフ場でテスト
原田修平プロと現役キャディのもちあやさんが『キューブ』をゴルフ場で使用し、解説した。動画で観てもらいたい。
手の平サイズの小型&軽量レーザー
原田 まず驚いたのがすごく小型なところ。普段使っているレーザーは大きいのでいつも地面に置いていて、失くす心配があったので、後ろポケットに入れられるはすごく良い。
望月 そうですね。女性の私でも手の平に収まりますし、メタリックな見た目の割にはすごく軽いです。あと指紋が目立たない素材なのも女性にとっては嬉しいですね。
原田 早速測ってみましたが、計測速度がすごく速い!僕が今まで使っていたのは何だったんだってくらい(笑)。表示も赤と緑で見やすいですね。
望月 あとやはり小さくて軽量なので、左手を添えずに片手でも測れるのは便利です。
原田 はい。それと試しに400ヤード先のピンに当ててもすぐに測れました。できれば270~280ヤードくらいまでの情報はほしいから、これだけ長い距離がストレスなく測れるのは使えますね!
望月 そうですね。
原田 それと高低差モードに加えて、湿度、気温、高度を加味して打つ距離を表示する「eスロープ」というモードも進化を感じます。
ピンまでのコース戦略を俯瞰できる「キャディモード」
原田 今作の一番の特徴は「キャディモード」です。
望月 はい。この機能は例えばカートなどから離れた所にあるボールを測り、続いてピンを測ることにより、自動的にボールからピンまでの距離を計算して表示してくれるモードです。
原田 これはすごいですよね。わざわざボールの所まで行かなくてもカートにいながらピンまでの残り距離が分かるから、クラブ選択もスムーズにできる。
望月 そうですね。普段キャディ業務をしていると、最大4名分の距離を判断して、複数本のクラブを持ってお客様の所まで走るのですが、このモードならカートから正確な距離が把握できるので持っていく本数も少なくなりそうです。お客様も多いと5本くらいクラブを持っていく方がいるので、楽になりますしショットにも自信が持てるのではないでしょうか。
原田 僕もラウンドレッスンで生徒さんの距離を測って伝えることが多いんですけど、皆さんどうしてもあっちこっちにショットがバラついちゃうので、「キャディモード」を使えば非常に楽ですね。同業の方なんか良いんじゃないかと思いますね。
望月 あとは林に打ち込んでしまい、出すだけしかできない場合も、出した後のショットのことまで計算できますよね。
原田 確かにそういうシチュエーションって、これまではGPS距離計の方が強かったんですよ。ただ僕らプロはやっぱり直接目標物に当てたいというのがあります。そういう意味では、このモードによってコースを広く俯瞰できますよね。
あと上級者は基本的にただ飛ばすというよりも、どこに落とすかを考えながらゴルフをしています。ですから例えばピンから逆算してティーショットの落としどころを決めることもできますし、得意な距離を残すにはどこにどれだけの距離を打つべきかなど、プランを練ってプレーできる。
望月 確かにキャディをやっていても、自分の得意距離を残すには何ヤード打つべきか聞いてくる方は多いです。
原田 そういう意味では、自分で測って自分で選択できる楽しみを感じられる新しいレーザー距離計だと思いますね。
ほかにも便利機能を搭載
望月 別売りのシリコンケースをつけると滑りにくくなって持ちやすいです。
原田 万が一落としても壊れにくそうですよね。あと本体の側面に液晶がついていて測った距離を表示してくれるんですよ。たまに測定距離を忘れちゃうことがあるので、すぐに見返せるのは便利です。
望月 液晶にはどのモードを使っているかも色分けして表示してくれます。
原田 なるほどね。つまり直線距離しか測れないモードにしておけば競技でも使えるし、周りにもしっかり分かるということですね。
望月 そうですね。
原田 実際に使ってみましたけど、率直に言って満点! 正直僕もほしいです。
望月 キャディ業務でも使えそうですし、私もプレーで使いたいなと思いました。
お問い合わせ:ゴルフゾンジャパン 0120-395-398 https://company.golfzon.jp/