スマホで手軽にスイング分析 ヤマハがアプリを開発
ヤマハはスマートフォンに搭載されたカメラで手軽にゴルフスイングの撮影・分析ができるアプリケーション『PLAY SWING』を、アップルストアより提供を始めた。
『PLAY SWING』は、1人でスイング撮影・分析を行うときの悩みを解決してくれるアプリ。ヤマハ独自の音と映像を組み合わせたテクノロジーにより、長尺(3分以内を推奨)の練習動画からインパクトを高精度に検知し、カメラから打席への移動や素振り、ワッグル等のスイング以外の不要な部分を削除して、自動的に1スイングごとの動画に編集する。さらに、スイング内のアドレス、トップ、インパクト、フィニッシュの4つのポイントを高精度に検知し、ワンタッチで表示が可能。また、スイング時の手や頭の動きを表示する機能も搭載している。加えて、これらの機能が2つの動画を比較する際にも使用でき、自分のスイングと比べながら練習することができる優れものだ。
まずは、iOS対応バージョンをアップルストアにて無料で提供を開始。ヤマハでは、1人ひとりの練習精度を高め、ゴルファーのレベルアップをサポートしたいと考えている。
【PLAY SWING 詳細】
ヤマハのアイデア公募制度「Value Amplifier」から誕生したアプリは、ヤマハが持つ音を解析する技術をゴルフに活かすために、研究開発統括部と合同で開発。音と映像を組み合わせたテクノロジーにより、検出の難しかったインパクトを高精度で検出することを可能にした。
1)長尺の動画から不要な部分を自動削除。1スイングことに動画を切り分ける「自動トリミング機能」
『PLAY SWING』を起動しスマートフォンのカメラでスイング動画を撮影・保存を行うと、スイング分析がスタート。「自動トリミング機能」は、複数のスイングが入った長尺の練習動画から、1スイングごとに動画を切り分けて編集し、スイング以外の不要な部分を自動的に削除してくれる。効率の良いスイングチェックが可能となる。
2)アドレスからフィニッシュまで高精度で検知する「4点検知機能」と「スイングテンポ計測機能」
1スイング内のアドレスからトップ、インパクト、フィニッシュまでの4ポイントを高精度で検知する「4点検知機能」を搭載。ボタンをタップするだけで各ポイントの画像を確認することができる。
また、アドレスからトップ、トップからインパクト、インパクトからフィニッシュまでにかかった秒数を計測できる「スイングテンポ計測機能」も搭載している。
3)動画を並べて同時に再生し比較できる「動画比較機能」と体の動きを表示する「軌跡自動表示機能」
2つのスイング動画を並べて比較視聴ができる「動画比較機能」を搭載。過去の自分と現在の自分、あこがれのプロと自分のように2つの動画を通常速度だけでなく、スローやコマ送りでも再生することが可能。また、「4点検知機能」を利用し、並べた2つの動画の各動作を見比べてスイング改善のヒントを得ることもできる。さらに、スイング中の手や頭の動きの軌跡を自動的に表示する「軌跡自動表示機能」も備えている。