ゴルファーと従業員を熱中症から守る!ゴルフ場の複数地点の暑さ指数を一元管理できる、タニタ暑さ指数管理サービス

ゴルファーと従業員を熱中症から守る!ゴルフ場の複数地点の暑さ指数を一元管理できる、タニタ暑さ指数管理サービス
ゴルフ場にとって夏の暑さ対策は喫緊の課題だ。今夏は冷房付きカートの導入、コース内への大型扇風機の配備、ナイター営業への注力など、工夫しているゴルフ場も多かったが、重要なのはコース上の熱中症危険度をリアルタイムで把握し、ゴルファーや従業員の安全を守ることだ。 そんな中、体組成計などの計測器を主力製品として取り扱うタニタは、7月より『タニタ暑さ指数管理サービス』の提供を開始した。同サービスは、任意の地点に設置した黒球式暑さ指数センサー(以下、暑さ指数センサー)で計測したデータを専用サーバーに自動送信し、パソコンやスマートフォンのブラウザー上でいつでもどこからでも確認できるのが特徴だ。 具体的には、同社の黒球式暑さ指数センサー『TC-350』を複数個所に設置。日射や地面からの照り返しによる輻射熱などを正確に計測し、本体に内蔵されたSIMカードによるモバイルデータ通信で計測データを集約し、管理者が確認できるというものだ。製品はIP66の防水防じん性能を備えているため、ゴルフ場などの屋外に設置することも可能な上、専用電池を内蔵しているので電源も不要。通常使用で約1年は持つという。肝心の暑さ指数センサーは、日本産業規格で定められる電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計JIS B 7922:2023クラス2に準拠した高品質のものが内蔵されているため安心だ。 計測・表示する項目は「暑さ指数」「気温」「湿度」「黒球温度」(輻射熱)で、管理画面上には、データを元にした「日常生活における熱中症予防指針」や「運動に関する指針」に基づく6段階の注意レベルが色やアイコンで分かりやすく表示される。また、計測データを一覧で確認できるページの他に、地図画面では注意レベルを示すアイコンをマッピングし、各地点の暑さ指数を直感的に把握できる。 また、暑さ指数28度以上、31度以上、33度以上の3つの注意レベルから選択して設定すると、その値に達した際に自動的にメールで知らせる「アラートメール機能」も備えているため、管理サイトを確認することなく、暑さによる健康への危険が高まっていることに気づくことができ、即時対策を取れる。この他、管理サイトでは、地点ごとの計測結果の推移をグラフで表示。蓄積したデータを基に今後の暑熱対策や対策効果の確認にも活用できるという。 これをゴルフ場に応用すると、センサーをコース上の複数個所に設置。計測データをクラブハウスのパソコンで一元管理して熱中症の危険度を把握、同時にクラブハウスにモニターを設置し、ゴルファーも確認できるようにして注意喚起もできる。計測器を設置した地点の名称は管理画面で自由に変更できるので、「〇番ホールのグリーン」のようにすれば分かりやすい。また前述のアラートメールをキャディにも送れるようにしておけば、ゴルファーに水分補給や体の冷却を適切に呼びかけることができる。さらに蓄積データから、コース上の熱中症危険ポイントを把握できるので、適切に扇風機や冷却装置などを配置できる。また、館内に「暑さ指数計測中」などのPOPを掲示すると同時に、コース上の冷却ポイントなども表示すれば、熱中症対策をしているということがゴルファーにも分かり顧客満足度向上に繋がりそうだ。 10月まで暑さが続きそうだが、来夏に向けてゴルフ場関係者は問い合わせてみてはどうだろうか? 問い合わせ先 株式会社タニタ TEL0570-099-655(ナビダイヤル)