用途別芝刈りロボット2機種が登場 「FJDynamics」

用途別芝刈りロボット2機種が登場 「FJDynamics」
芝生管理の省人化と効率化を目的としたロボット芝刈り機が注目を集めている。その中でFJダイナミクスが展開する『FJD FRX』と『FJD RCM01』は、ゴルフ場の用途に応じた役割分担型の芝管理を提案するモデルとして位置づけられる。ラフや広域芝地を担う『FRX』と、フェアウェイ品質を重視した『RCM01』という2機種を組み合わせることで、コース管理の自動化をより現実的なものにする。 『FRX』はスポーツフィールドやゴルフコース、公共緑地など広い芝生エリア向けに設計された業務用芝刈りロボット。RTK測位とAIビジョンナビゲーションを融合した自律走行システムを採用しており、樹木の下や建物付近などRTK信号が弱い環境でも安定した作業精度を維持できる。刈高は10~100mmまで調整可能で、ゴルフ場ではラフやセミラフ、フェアウェイ周辺など幅広い芝管理に対応。作業能力は、24時間連続運用時の最大作業面積として、自動充電の場合は約2万㎡、クイック交換バッテリー使用時は約3万2000㎡の作業が可能。また、最大30度の傾斜でも安定した作業が可能で、グリーン周辺やバンカー周りなどの急傾斜エリアにも適している。さらにクラウドによるフリート管理機能を備え、複数台のロボットを同時に管理することが可能だ。これにより広大な芝地でも効率的な作業が行えるほか、夜間作業にも対応する低騒音設計により、日中のコース利用を妨げない運用も可能となる。 一方の『RCM01』は、ゴルフ場フェアウェイ管理を想定したリール式芝刈りロボットで、高品質な芝刈り仕上がりを重視したモデル。ハサミのように芝を挟んで刈るリール式カッティング方式を採用しており、芝の切り口が美しく、芝生へのダメージを抑えながら整ったストライプを形成する。刈幅は約685mm、刈高は7~44mmに対応し、ゴルフ場フェアウェイに適した芝管理を実現する。 本体重量は365kg、最大作業効率は約1800㎡/時間で、さらにクイック交換バッテリー使用時には、24時間で最大約4万8000㎡の作業が可能。RTKとLiDARを融合したナビゲーションによりセンチメートル級の高精度走行を実現し、樹木や建物など遮蔽物の多いコース環境でも安定した作業が行える。バッテリー容量は8kWhで稼働時間は約10時間、充電時間は約5時間。さらに交換式バッテリーを採用しており、約5分で交換できるため連続運用にも対応する。 メンテナンス性も特徴の一つだ。リールユニットを取り外さずに刃の研磨が可能で、作業時間は約5~10分程度。従来のリールモアと比較して整備負担を軽減できる。また刈り方向や角度を自由に調整することで多様な芝の縞模様を演出できる。