人手不足とコスト上昇に直面するゴルフ場・練習場にとって、クラブハウス周りの植栽帯や、人力では危険な法面の芝管理は悩みの種だ。
新宮商行(千葉県松戸市)が総代理店を務める中国製Mammotion社の自動芝刈りロボット『LUBA』シリーズは、境界ワイヤーの埋設なしに、こうした付帯緑地の管理を無人化する。
家庭用として設計された製品だが、施設管理の省力化ツールとしての可能性を探った。
境界ワイヤー不要、付帯緑地の省力化に活きる
『LUBA』シリーズは、従来型ロボット芝刈機の最大の難点だった境界ワイヤーの埋め込みを不要とした自動芝刈りロボットだ。
本来は住宅の庭を主な対象とする家庭用製品だが、その自律走行性能は、ゴルフ場や練習場の付帯緑地——クラブハウス周り、進入路沿いの植栽帯、修景エリア、敷地外周の法面といった、コース本体とは別の管理負担が大きいエリアに応用できる。
面積と予算で選べる2機種
ラインアップは2機種。上位機のLUBA 3 AWD 5000は、360°LiDAR・AIビジョン・RTK(高精度測位)の3センサーを融合したナビゲーションを採用し、対応面積は5000㎡。
弟分のLUBA mini 2 AWD 1500は360°LiDARとAIビジョンの2センサー構成で、対応面積は1500㎡。
価格はLUBA 3 AWD 5000が61万5000円、LUBA mini 2 AWD 1500が39万5000円(いずれも税抜・メーカー希望小売価格)となる。
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LUBA 3 AWD 5000[/caption]
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LUBA mini 2 AWD 1500[/caption]
傾斜38.6°対応、危険な法面作業を無人化
施設管理の観点で注目したいのが、両機種共通の最大38.6°という対応傾斜角だ。
法面や起伏のある敷地は、刈払機を担いでの人力作業が危険と負担を伴う典型で、ここを無人化できる意味は大きい。AIビジョンは300種類以上の物体を識別して障害物を回避し、専用アプリからマッピング、刈り高の設定、進入禁止エリアの指定、雨天時の自動帰還まで設定できる。
日中の有人作業と並行して、あるいは夜間・早朝に自動稼働させる運用も想定できる。
ワイヤーフリー世界No.1
Mammotionは世界30か国以上でロボット芝刈機を展開し、調査会社Frost & Sullivanによれば、2024年7月〜2025年6月の売上高でワイヤーフリー・ロボット芝刈機ブランドとして世界No.1と評価されている。同シリーズの国内総代理店は新宮商行が務める。
なお、ゴルフ場のコース本体のような大規模芝地の管理には、Mammotionが来春の日本投入を予定する業務用モデル『Maston』が別途用意される。
フレール刃・ロータリー刃の2仕様を備えるこの業務用機と、付帯緑地を担うLUBAシリーズを組み合わせれば、施設全体の芝管理を省力化する絵も描けるだろう。
日本総代理店 新宮商行