ASICS×DUNLOP GEL-ACE TOUR 2 Boa

ASICS×DUNLOP GEL-ACE TOUR 2 Boa
日本人ゴルファーのために作られた傑作 "履かないと、本当にもったいない"

Check point!

神谷幸宏のインプレッション

すごくゆったりしていて履き心地がいいのですが、それでいて緩みがないタイトな感じもあります。靴が足に合わせてくれているというか、スポーツシューズで大切な心地よいフィット感が優れています。ゴルフだけではなく、様々なスポーツシューズを研究しているアシックスらしい履き心地といえるでしょう。 特筆されるのが、甲が当たるベロの作り。ここを足に当たりにくいように作っているので、甲高の人でもストレスなく着用できます。日本人の足形を知り尽くしたアシックスらしさが、この辺りにも伺えますね。 1605-asics-dunlop_2.jpg 日本人の足の形に合わせた設計 今回試した『GEL-ACE? TOUR 2 Boa』に搭載されているBoaクロージャーシステムにも、履き心地の良さを追求した点が見られます。一般的な『Boaクロージャーシステム』を搭載するシューズの中には、甲の部分を強く締め付けるタイプもあるのですが、このモデルは締め付け過ぎによる窮屈さを解消するためにワイヤーレースの強度やレースを回すレースガイドの位置にも工夫を凝らしています。ここが他社品と差別化されるポイントですし、この適度なホールド感がラウンドを通して弱まりにくいので、度々ダイヤルを回して調整する煩わしさもありません。本当に履き心地の良さが際立っているといえますね。 次にゴルフシューズにとって重要な歩行性ですが、こちらも◎。まず、アッパーの素材がとても柔らかいので歩きやすいのですが、快適な歩行を生み出す大きな要素として挙げられるのが、アウターソールに搭載された屈曲溝。配された3本の溝が歩行中に屈曲するので、まるでウォーキングシューズを履いているような感覚で足がスムーズに動きます。この辺りにもウォーキングやランニングシューズで実績のあるアシックスらしさが出ているといえるでしょう。 あと、これは歩いてみて気が付いたのですが、前作よりも踵の高さが低くなった感じですね。踵が高いとどうしても歩行中に足の力を伝えきれないのですが、そこを今作では上手く改善してきた印象です。 快適な歩行を支えるという点では、インソール(オーソライトインナーソール)の存在も無視できません。かなりクッション性が高い仕様になっているので気持ち良いだけではなく、しっかりと足に馴染みます。これも軽やかな歩行につながるファクターでしょう。 そして、最後にスイングを支えるパフォーマンスの部分ですが、足とシューズのフィット感が本当にいいので、まるでシューズを履いていないような感覚でしっかりと地面がホールドできます。また、土踏まずから踵にかけて足を包み込むようなしっかり感もありますね。これは日本人のために作られたラストのおかげで、この部位にしっかり感を持たせることで足のブレが抑えられるのです。ただ、その一方で、つま先部分には少し余裕を持たせているので指が動きやすい。指が動けばしっかりと地面がつかめるのでスイングの土台はしっかりするでしょうね。 あと、アシックス独自のアウターソール『FGトラクションソール』。これはスイングにおける左右の足の役割を考えてデザインされたということですが、実際、ダウンスイングで右足が押し込めて左足が止まるのでスイングに大切な軸回転をしやすい。このようにスイングをサポートしてくれるということを考えれば、プロ・上級者だけではなく、アベレージや初心者の人が使ってもその恩恵が受けられそうです。 1605-asics-dunlop_3.jpg 通常は左右のアウターソールのデザインが違うと歩きにくいのですが、快適に歩行できるというのは不思議ですね。この辺りもきっと研究して作られているのでしょう。日本人ゴルファーのために作った最高のシューズともいえるので、履かないと本当にもったいないと感じましたね。

商品詳細

『GEL-ACE ? TOUR 2 Boa』は、昨年の人気モデルであった『GEL-ACE ? TOUR Boa』の後継機種。クッション性と屈曲性の追求で快適性がアップしたスポーティモデルだ。 BoaR クロージャーシステム(L5)
従来モデル(TGN910)搭載のL4をより薄くコンパクトにすることですっきりとしたデザインに進化。 オーソライトインナーソール
足裏全体のクッション性を高めるとともに通気性、防臭性にも優れたインナーソール。 1605-asics-dunlop_4.jpg

進化した BoaR クロージャーシステムで微調整が可能になったアスリートモデル

『GEL-ACE? PRO FG Boa』は、飛びと安定性を追求したアスリートモデル。BoaクロージャーシステムIP1の搭載で、ダイヤルを左右に回すことで、絞める・緩めるの微調整が可能だ。 また、アッパー部分に設けた屈曲ライン(フレクションガイダンスシステム)がスイング時の蹴り出しをスムーズにする。さらに、低反発フォーム(P.H.F.)を履き口に内蔵することで、シューズと足のすき間を少なくし、フィット感を高めている。本モデルも、「FGトラクションソール」を搭載している。 このモデルの総合的な印象について神谷フィッターは、「ソールがカッチリしているのでツアープロ好みといえるでしょうし、フレクションガイダンスシステムにより右足を強く押し込めるので強いスイングになることが期待できます。さらに、このモデルは Boa クロージャーシステムの IP1を搭載しているのでワイヤーレースを絞める・緩めるの微調整も簡単と様々なテクノロジーが詰まっています」 と、アスリートゴルファーが求めるシューズを実現していると高く評価する。

商品詳細

フレクションガイダンスシステム
スイング時の蹴り出しを、よりスムーズにする。 BoaR クロージャーシステム(IP1)
ダイヤルを左右に回すことで、締める・緩めるの微調整ができる。 P.H.F
低反発フォーム(P.H.F)を履き口に内蔵。シューズと足のフィット感が向上した。 1605-asics-dunlop_5.jpg

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