朝日ゴルフ用品 KRONOS GOLF

朝日ゴルフ用品 KRONOS GOLF
バランステクノロジーに秀でた構造デザインを実現

Check point!

永井プロの試打インプレッション

米国発のパターブランド『クロノスゴルフ』は、削り出しの精度を高め、削り出し以降の加工を一切行わないのが特筆すべき点。そのヘッドバランスはまさにパーフェクト。フェースセンターへ重心位置がくるように設定され、そこがブランドフィロソフィーになる。その部分を感じながら実際に打っていきましょう。

TOUCH(5万2000円)

ブレード形状。シャフトを装着した状態でヘッドをフリーにして指へ乗せた時の角度に注目。重心アングルは、通常のブレード形状よりも下がるのでトゥ側へ重心があるのが分かります。構えてみると、ブレードの厚みを感じ、目線からの打点と振り心地が見事に一致する。これによりミート率が高まる仕組み。打感は削り出しらしい柔らかさの一方、打ち出された球は強く直進的な印象です。

TOUCH top-line(5万2000円)

続いて、『TOUCH』のセンターラインがトップブレードに入ったモデル。ターゲットに対してより構えやすく、試打クラブ(33インチ)のヘッド重量は34インチのヘッド重量(350g)より10g重い360gの設定。このあたりのモノ作りも非常に丁寧にできている。33インチは女性の方も視野に入ってきますね。

RELEASE(6万円)

ロングネックタイプの『リリース』は、インパクト時の打感がよりソフト。フェースに球がくっつく感覚が出てきますので、ラインに乗せやすい。スバリ、高速グリーンやスライスラインが苦手なゴルファーがミート。

METORONOME(5万円)

フェースバランスタイプ。クロノスゴルフのフィロソフィーである"完璧なヘッド重心"というコンセプトを最も引き出してくれるモデルといえるでしょう。シャフトはネック部分にオフセットが入ってきますので、重心の深さが入ってくる。この部分がシャフトに対してオートマチックな挙動を生み出し、商品名のメトロノームのごとく"チックタック"という2拍子のリズムを刻みやすい。ストローク的にはしっかりとした攻撃的なパッティングを得意とするゴルファーが目に浮かびます。

MANDALA(5万4000円)

センターシャフトモデル。完全な重心位置へシャフトがダイレクトに装着されているので、まるで手で操作しているような錯覚を覚えます。自分のフィーリング&テクニックを引き出してくれ、ヘッド位置を感じやすく、シャフトへ近いところへダイレクトに当たるため、シャフトの振動もハッキリと手に伝わってくる。削り出しヘッドとの相乗効果により敏感なフィーリングを味わうことが可能。

HENDRIX(6万2000円)

レフティ専用モデルの『ヘンドリックス』は、左利きの伝説的ギタープレーヤー、ジミー・ヘンドリックスから命名したとか。ロングネックモデルの『RELEASE』を単純に反転させたのではなく、左専用としてすべて一から作ったこだわりのモデル。 総括すると機能と質感を融合させたシリーズといえる。シャフトはUST社製振動フィルターシャフトを装着、ヘッドカバーも本染め革を使用し、焼き印に至るまで一つ一つ丁寧に手作りで作られているのも◎。

商品詳細

『クロノスゴルフは』、開発者であるフィリップ・ラバースとクリエイティブディレクターであるエリック・ウイリアムズ氏によって2012年に米国で設立。多くのパター製造者は研磨など、削り出し後の工程で必要な技術に注力する中、『クロノスゴルフ』では、初期の製造工程であるミルド加工が重要であると考え、精度を極限まで高めている。 また、一つのインゴットから削り出すため継ぎ目がなく、金属が持つ本来の構造に一切の変化が生じないとか。さらにヘッド全体の均等性にも注目。製造過程において鋳造、溶接、刻印は一切行っていない。その精度の高さは、すべてのモデルでヘッド重心がセンターラインに重なり、バランスが取れていることからも立証されている。全量検査を実施し、約3㍉幅の金属棒の上で、印を中心として完璧なバランスを保っている 1608-kronos_1.jpg 左から『HENDRIX』、『MANDALA』、『METRONOME』、『RELEASE』、『TOUCH』、『TOUCHtop-line』。

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撮影協力:石岡ゴルフ倶楽部(アコーディア・ゴルフ)