#11までラインアップ フルチタンのフェアウェイ登場
試打インプレッション
商品名の通り、フルチタンボディのフェアウェイシリーズです。第一印象は、ソールとフェースの仕上げ。いずれもマットブラックでカッコよく仕上げています。店頭で陳列した際のインパクトはとても大きく、目を引くことでしょう。
市場に出回っているヘッドサイズでいうと、ちょうど中間に位置し、大きすぎず小ぶりで難しすぎるということもないので、幅広い層のゴルファーが恩恵を授かれる。
特筆すべき点は、ソールに施したレールですね。4本のレールがすべての番手に装着されており、明らかに抜けを意識しているのが分かります。また、重心位置も下がるので、結果的に飛ぶフェアウェイに仕上がっているといえます。
ラインアップは#3~#11の5機種で幅広いのも◎。ここ数年、ショートウッドの需要というのは、ハイブリッド(UT)に押されてアイテム数が少なかったのですが、ここにきて増えてきています。HSが遅い人は、ショートウッドの方が打ち出し角を確保でき、グリーン上で球を止められる。オフセンターヒットにも強いメリットも。そういう部分で、#11までラインアップされているのは商品として魅力的。
デザインも申し分ありません。#3~ショートウッドになるに従い、FPが出て構えにくくなってくる傾向がありますが、『CRZ』はその辺りをきれいに作っていて、アドレス時の違和感がありません。特にキャリアの長い人は、アイアンで構えた時のようにすんなり構えられるでしょう。全体の流れの良さを感じるヘッドですね。
現在、FWの中心価格帯は、4万円前後が中心になっているので、『CRZ』の上代4万5000円は、決して高い印象は受けません。
理由は、①ショートウッドまでの設定があること、②ソール機能がはっきり分かるところ、③ソールとフェースのブラックカラー、といった部分を顧客にアピールできるから。ソール後方にはヘッド重量調整用のウエイトが装着されていますので、長くしたり短くするなど長さに対応できるのもうれしい。
高弾道ですが、スピン量は多くなり過ぎないので、バランスの取れたヘッドだなぁと感じました。
商品データ
全番手フルチタンボディを採用。ソール部分にレールを施すことでダフりのミスを軽減し、ハニカムフェース採用により直進性を高めた。#3、#5、#7、#9、#11の計5タイプをラインアップし、中上級者からシニア、レディスまで幅広く対応。価格はヘッド単体各4万5000円。
商品のお問い合わせ ニューアート・クレイジー
撮影協力:アバイディングクラブ ゴルフ ソサエティ、ゼロシャイニング