飛距離・方向性ともに安定感抜群の高反発モデル
- 安定した方向性と高い平均飛距離性能
- ミスヒット時の好打感、飛距離ロスもなし
- ヘッドスピードUPのシャフトを選ぼう
永井プロの試打インプレッション
まずは見た目ですが、丸いボールの一部分(フェース部)を切り取ったような形で、フェースはディープフェースながらクラウン部分が盛り上げっています。これは、クラウンがゴルファーの方を向いてくれますし、それによってフェースが若干左を向いたように見えますので、ドローの弾道を楽に実現できるイメージをもたらしてくれます。性能的には、インパクト時にフェースの反発をボディが受けてヘッド全体でボールを押し出すというような、エネルギー効率の高いヘッドだという印象です。
そしてフェースには強度の高い「Ti983」という素材を採用していることで、先のボディの形状との相乗効果でインパクト時の当たり負けを感じることはありません。

もうひとつ、特徴である高反発ドライバーという点では、インパクトで芯を捉えたときに非常に速いボール初速を記録していますし、打音も1オクターブ上がるような高い音を奏でます。逆にオフセンターヒットになってしまった場合でも、弾道が不安定になることもなく、スイートエリアの広さを感じるドライバーヘッドですね。一言で言えば、飛距離性能、そして方向性に安定感のある高反発ドライバーといえるでしょう。
新素材、構造に由来するインパクトで当たり負けないヘッドの強さやエネルギー効率の高さを生かし、196gという比較的軽いヘッド重量をスピードからインパクトパワーに変換させたいヘッドですので、ゴルファーにとって一番ヘッドスピードが速くなるシャフトの重量、フレックス選びがフィッティングの重要点になると思います。
商品データ
日幸物産は10月20日、創業50周年を記念してドライバーヘッド『DIRETTO Limited(ディレットリミテッド)』を全国300個限定で発売する。
『DIRETTO』は同社のオリジナルモデルとして長年販売してきたパーツブランド。イタリア語で「DIRETTO」とは英語のダイレクト。直進という意味から、ドライバーの弾道をイメージして名付けられている。
今回発売されるモデルはかつて好評を博した『DIRETTO』の高反発バージョンで、フェース素材に「Ti983」を採用。TVCチタンより高強度で加工性が高く、伸び率も高い素材。比重も軽く、素材コストはSP700よりも高価な素材だとか。
その「Ti983」を使用することで、フェースの薄肉化に成功。CT値280μs(反発係数0.84相当)で、素材自体の強度の高さからヘッドスピードが50以上のゴルファーでもフェースの割れがない高反発ドライバーだ。
形状はフェース長とフェース高は若干短く低く、芯がぼやけないようにデザイン。しかし、クラウン部が盛りあがっており、ヘッド高は高い。結果、低重心を実現。見た目はコンパクトなディープフェースでも、高い打ち出し角で高弾道を実現するという。
「DIRETTO」はその名前通り、直進性に優れたモデルとしてロングセラー商品となっているが、同社の松浦真也社長によると、「直進性が高いのはバルジとヘッドの慣性モーメント値が絶妙なバランスなんだと思います」
工房の差別化商品となるのは間違いない。
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