グラファイトデザイン TourAD TPを永井プロが検証

グラファイトデザイン TourAD TPを永井プロが検証

先端高剛性にスピード感をプラス、長尺にもマッチする『TP』

永井プロの試打インプレッション

まず、目に飛び込んでくるのが、今回から新しくなった『TourAD』のロゴです。シリーズに新鮮さを与え、まさに新時代のグラファイトデザインの幕開けといった印象です。シルバーのコスメも、中・上級者が好みそうなシャープな感じでとてもいいですね。 『TourAD TP』は、同社の人気モデル『DI』の安定性に、スピード感をプラスしているというだけあって、シャフトの剛性感がしっかりでています。特に先端部の高剛性は、インパクト時の当たり負けを防いでくれるので、非常にエネルギー効率がいいです。現代の大型ヘッドとマッチしそうです。 特長としては、弾き系ですが、全体的に静かに戻ってくるタイプのシャフトといえます。安定感のある撓り戻りにスピード感もあるので、振り遅れを防いでくれますし、先端部の高剛性により、安心して叩いていけます。 同シャフトは、先端が動いてボールをつかまえるという一般的な弾き系とは違い、シャフト全体でつかまえてくれるタイプなので、いわゆる「先端の動き過ぎ」といったような挙動がありません。また、タイミングが非常にとりやすいので、長尺にもマッチしそうです。 『TP』は長尺のデメリットを解消! 通常、長尺にすると、ボール初速は上がりますが、ミート率は下がってしまいます。ですが、同シャフトは、釣りのロッドにも採用されるファストテーパー設計を用いたことで振り遅れを軽減。さらに、ボールのつかまりも向上しているので、安定したスピン量でビックキャリーが望めるモデルに仕上がっています。 フィッティングという観点から見れば、シャフト全体の剛性が高めなので、オーバースペックには注意したいところです。SかRで迷ったら、まずはRを試打してみてください。それでも充分にこのシャフトのよさを実感できると思います。 グラファイトデザイン TourAD TP 操作性もよく、当たり負けしない。フィーリングもいいですね。

商品データ

グラファイトデザインは10月6日、新製品『TourAD TP』を発売した。同社広報担当の鈴木亮太課長が特長を説明する。 「アスリートゴルファーやハードヒッターが叩けるシャフトとして、国内外で絶大な人気を誇っているのが粘り系の『DI』です。新製品の『TP』は、いわばその『DI』の特性を活かしつつ、現代のヘッドにマッチさせ、弾き系にしたモデル。安定した動きの『DI』に、テーパーと先端剛性のバランスをモディファイ。中間部から先が走り、初速アップと弾きのよさがさらなる飛距離を生みます」 ちなみに、TPは「Tour Proven」の略で、ツアーでの実証、実績という意味が込められている。 ラインアップは重量帯別に「TP4」、「TP5」、「TP6」、「TP7」、「TP8」の5機種を用意。「TP4」及び「TP5」は、安定したシャフトの走りと飛距離を誇り、軽量であってもしなやかにしっかりと戻り、安定したインパクトで強弾道を可能するモデル。 一方、「TP6」から「TP8」は、叩いても自然にヘッドが戻る静かな挙動で、振っていっても安定したインパクトを可能するロスの少ない強弾道と最大飛距離を実現したモデル。 グラファイトデザイン TourAD TP

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