グラファイトデザインはこのたび、TourADから新たなユーティリティー専用シャフト『TourAD GT-Ut』シリーズを発売した。同シャフトは近年、プロも重要視するUTの使用応える性能を追求し、飛距離性能とともにショットの正確性も兼ね備えたモデル。同社広報担当の鈴木亮太課長は次のように説明する。「シリーズの55、65、75は、軽量ながらしっかりしたしなりで、飛距離に加え、つかまりの良さを重視。ウッド系UTにマッチするモデルです。一方、85、95、105は、重量感のある動きとキレのあるしなりで優れた飛距離性能を実現。アイアン系UTにマッチします。やさしさとしなやかさを兼ね備えたシリーズです」また、2005年の登場から現在に至るまで、プロやアマチュアゴルファーから好評を博している『PT』シリーズのリニューアルモデルも投入を開始。同シャフトは、強弾道と球のつかまりを両立した基本性能はそのままに、カラーリングのみを一新したモデル。従来の『PT』ファンのみならず、さらに多くのファンを獲得しそうなモデルに仕上がっている。
■TourAD GT Ut series スペック 価格:各1本2万3000円(税別)■TourAD PT series スペック 価格:各1本 4万円(税別)
永井延宏プロの試打インプレッション
いままでにないUT専用シャフト『GT-Ut』 正確性&飛距離を両立した名器『PT』
「『GT-Ut』は、手元側のしなりが多くタメが作りやすいので、アイアン(スチールシャフト)を振っているようなインパクト感を得られるモデル。ウッド系UTヘッドでも、打ち込んでいけるシャフトに仕上がっています。ですから、非常に方向性が出しやすく、ショートアイアンを打つようなイメージで飛距離も出ますし、ラインも出しやすい。いままでにないUT専用シャフトといっても過言ではないでしょう。特にFWが苦手で、アイアンを得意とするゴルファーに相性抜群のモデルだと思います。一方、『PT』はクセがなく、スピード感、インパクト時の厚みを感じられる非常にエネルギー効率の良いシャフトです。シャフト自体が余計な挙動をしないのでタイミングが取りやすく、プレーヤーのイメージ通り操作できるモデルといえるでしょう。特にストレート層の繊維感が強く、コシがありますから、ミスヒット時のヘッド挙動も安定。対応性が高いという意味で、長尺ドライバーでもFWにも性能が変わらず、偏りなく使えるモデルだと思います」