TaylorMade NEW GLOIRE IRON

永井延宏プロの試打インプレッション

飛ばしのテクノロジーワイド型「NEWスピードポケット」採用

「『グローレ』は日本限定モデルということで、ジャパンテイストを彷彿させるデザインかつバランスの良さが印象的です。やや大きめの顔で安心感のある形状も◎。ターゲット世代となるゴルファーの姿を見事にとらえていますね。具体的には、スチールシャフトやパーシモンなど、重いクラブスイングを培ったゴルファー。アイアンでいうと、打ちこむタイプです。そのようなスイングを身に付けた方が使えば、NEW『グローレアイアン』の性能を存分に享受できるでしょう。ヘッドは、アンダーカットキャビティ構造で重心位置も低く、フェースの弾きもいいので飛距離も出ます。払い打ちの方はもちろん、スイング中のタメや体重移動を使ってダウンブロー気味に球をとらえるゴルファーは、切れ味の良さも堪能できるでしょう。スピンがきちんと入って、グリーン上で止まるボールが打てました。その打感と打球音は、『NEWグローレアイアン』に初採用した〝 スピードポケット ″がキーになっています。試打クラブの装着シャフトはGL2200カーボンでしたが、打ちこんでいっても全く問題なく、むしろ、しっかりさを感じました。ただ、シャフト重量は50g台ですから、けっしてハードスペックではありません。パワフルに振りきれなくても十分に対応でき、かつての飛距離、切れ味を取り戻したい、やや力が落ちてきたゴルファーへ推奨します。ドライバー同様、完成度は高い」