カムイワークスジャパン　KAMUITOUR KM200

永井延宏プロの試打インプレッション

頂点からさらにグングン伸びる

試打クラブ ロフト角：10度▽硬度：S（モトーレスピーダー661）
「10数年前に爆発的なヒットを記録した『カムイ』ですが、当時私も使っていまして、鍛造フェースの心地よい打感を今でも記憶しています。新製品の『KM200』もそのあたりは踏襲された、というのが第一印象ですね。構えた時にフェース面をターゲットに合わせやすい、というのも変わりません。
　新モデルはヘッド内部に空気を注入し、ゴルファーのHSに合わせて注入気圧を調整、最高のパフォーマンスを引き出すことができるとか。クラウン後方に凹みをつけた形状ですが、この部分をインパクト時に撓ませ、高打ち出し&高初速に繋げる仕組みです。
　ヘッド内部に圧がかかっているせいか、インパクト時の金属音はあまりしませんね。でも弾きは抜群。ボールをバシっと打ちぬくソリッドな手応えと音、そして強い飛び。今回試打したなかでは群を抜いています。
　弾道は頂点まで上がってからの落下が鋭く、さらに前へ前へとボールが飛んでいってくれました。飛距離性能は自分のなかでもかなりの高レベル。
　構えやすさ、打感、弾道、機能性も含め、カムイのモノづくりには改めて関心させられました。飛びに特化した武器になるドライバーが完成したと思います」