商品詳細
削り出しパターの代表格といえば「ベティナルディ」。精密金属加工の圧倒的な技術力が、そのバックボーンで、今季米国ツアーなどで3勝をマーク。日本市場でも、密かなブームを巻き起こしている。今回紹介するのが、PGAツアーで活躍するマット・クーチャー選手が使用する、その名も『KUCHAR MODEL 1』。その形状は、伝統的なブレード形状とマレット形状を融合したフランジ部が幅の広いパター。ブレード形状から生み出されるトゥ・ヒールバランスと、マレット形状から生み出されるダブルベントシャフトにマッチするデザイン、そしてフェースバランスが1本のパターで融合した。その結果、ストレート・トゥ・ストレートのストロークをゴルファーに想起させ、カップインの確率が飛躍的に高まるという。そして「ベティナルディ」ならではの打感。さらなる柔らかい打感を求めて、インパクトエリアに施した「FITFACE」なるグルーブ加工も特長だ。バリエーションは、「スタンダードモデル」とクーチャースペックのロフト7度「アームロックモデル」をラインアップ。
■価格:オープン(店頭実勢売価5万円税抜)
永井延宏プロの試打インプレッション
「34インチの『スタンダードスタイル』と、いわゆるマット・クーチャーが使用している36.5インチの『アームロックスタイル(中尺)』がラインアップされているそうですが、今回は『スタンダードスタイル』を試打してみました。ベティナルディといえば" ハニカムミーリング" が特長ですが、さらに"FIT フェース" 加工を施しているため、よりソフトな打感が伝わってきます。形状はフランジが広めのボックスタイプで、ストロークするとフランジタイプのシャープさと重心の深さが、程よく融合していますね。また、フェースバランスモデルでベントネックというデザイン、ベティナルディならでは打感の柔らかさ、質感の高さ、クールなデザインなど、すべてが高いレベルで融合していると思います。機能的にはフランジの幅が広い形状ですから、アドレス時には、ターゲットに対してスクエアに構えやすく、深重心のヘッドですのでゆっくりとしたストロークのプレーヤーには、転がりのよいパッティングにつながり、ミドルパットやロングパットで効果を発揮しそうですね」