check point
- ■ハードヒッター向け
- ■元柔&先硬のバランスが絶妙
- ■製品完成度は高い
商品詳細
5月に投入されたTRPXの新製品『AURA(アウラ)』の開発テーマは、「叩いても当たり負けしない、ではなく当たり負けさせないこと」―。BUTTフレックスとTIPフレックスに2フレックスの差をつけているのが特長で、「TIP側を2フレックス硬めに設定しプレーヤーの持っているパワーを余すことなくボールに伝えます」(同社)具体的には、先端剛性を強めることで、ダウンスイングで手元側にエネルギーを十分にためながらインパクトまで持続。さらにインパクトでは、1tともいわれる衝撃を先端側で跳ね返す仕組みで、ダウンスイングでためたパワーを一気に解放。厚みのあるフィーリングで、重みのある強弾道を生み出す。さらに続けて、「ひとの感覚は非常に敏感です。データを開示することで先に目や耳から情報をいれてしまうと、そのように感じて打ってしまうのも人間です」(同社) そのためTRPXでは敢えて「トルク・キックポイント」の開示を行っていない。換言すれば人の感性に訴えかけるシャフトということである。 フェアウェイ専用の『Red Hot』2タイプ(タイプS、タイプP、4万円)も好評発売中。
■価格:各1本5万5000円
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永井延宏プロの試打インプレッション
開発コンセプト通り、確かにインパクトが厚く、エネルギー伝達力の高さをものすごく感じます。手元(柔)と先端(硬)の剛性に大きな差がありますが、そのギャップを埋めているのがストレート層の部分。1本のシャフトとして、振りやすいバランスにきちんと収めている点は流石で、モノづくりは非常に良くできている。今回、硬度S(62g)を試打しましたが、スペック以上に重量としっかりさがある、というのが第一印象です。いかにもハードヒッター向けで、シャープに振っていける。なので、長さは最大 45.5インチまでの設定が見えてきます。従来の概念にはない、個性的なシャフトですが、トータルで扱いやすいシャフトに仕上げている点が◎。フレックスはR~Xの5タイプがありますので、ゴルファーのヘッドスピードに合わせて、しっかりフィッティングしてあげましょう。ハードヒッターは試してみる価値大。