check point
- ■ホールド感が秀逸
- ■軸を意識した回転運転がしやすい(B/L 有)
- ■ライン出しのイメージが湧きやすい(B/L 無)
商品詳細
『SUSASグリップ』を発売するTMCエンタープライズは今年3月、同社製品の販売会社となる株式会社SUSASを設立した。その結果、TMCエンタープライズがメーカー、SUSASが販社という新組織で動き始めた一方、5月中旬に新たなモデルをデビューさせた。それが『SUSAS WIS.』だ。同社は芹澤信雄プロ、藤田寛之プロと使用契約を結び、アスリートモデルに集中した製品展開を図っている。そのポリシーに則り、芹澤・藤田仕様の専用モデルを『SUSAS WISDOM』、両プロの監修モデルを『SUSAS PRO』と位置づけたが、今回、『SUSAS PRO』と同素材を使いホールド感はそのままに、細めのフォルムに仕上げたアスリートモデル『SUSAS WIS.』を投入した。 ラインアップは、ベストなフェースアングル出しを可能にするというバックライン有の芹澤プロ監修モデル、グリップ時のストレスを軽減するというバックライン無の藤田プロ監修モデルの2タイプ。それぞれ精悍なブラックと軽快なネイビーの2色展開だ。
■硬度:50度
■重量:50g±1g
■推奨口径:60
■エンドキャップ:バックライン有=白、バックライン無=黒、ダークブルー
■価格:1800円+税
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永井延宏プロの試打インプレッション
全体的にしっかりしたホールド感がありますね。やや細めに仕上がっていますが、テーパーがきつくないのでシャフトを握っているような違和感がありません。素材の良さで心地よく握れる。アスリート好みといえるでしょう。芹澤・藤田、両プロの監修モデルということですが、そのこだわりがすごく伝わってきます。まず、芹澤プロ監修モデルですが、バックラインがしっかり入っているので、グリップと身体の中心軸となる背骨がリンクしやすい。芹澤プロは軸をしっかりさせて、その場でクルッと身体を回すスイングですから、こういうタイプが好みなのがよく分かります。身体の回転を上手に取り込んで安定したショットを打ちたいアスリートは、一度使ってみる価値がありそうです。一方の藤田プロ監修モデルですが、藤田選手は身体の回転軸を使ってスイングするというよりも、右から左への体重移動を上手く使ってスイングするタイプです。こういうスイングをする人は、インパクトで手を目標方向に出す、いわゆるハンドファーストで打ち抜きたいタイプなので、バックラインの無い方がイメージを出しやすい。ラインを上手く出したい上級者などが使うと、その効果を実感できるでしょう。