マルマン VANQUISH by MAJESTY DRIVER

マルマン VANQUISH by MAJESTY DRIVER
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永井プロの試打インプレッション

ヴァンキッシュ by マジェスティ vs マジェスティ ロイヤルブラック(ロフト9.5度) 見た目、試打した印象から言うと、両モデルは全く違った性能ですね。まず、『ロイヤルブラック』は大型ヘッド(460?)で重心深度もしっかりとある。そして、シャフトも長め(46.5インチ)で先端のしなり戻りも速いので、誰でも楽にボールが上がって飛距離を稼げるドライバーですね。 その一方、『ヴァンキッシュ』はディープフェース・ディープバックの洋ナシ型(445?、45.5インチ)で、一見して精悍なアスリートモデルという印象です。重心深度も『ロイヤルブラック』に比べるとやや浅く、全体的なシャフトの剛性感も強い。シャフトが余計な動きをしないので、インパクトのエネルギー効率も高い。ゴルファーのテクニックを上手く引き出してくれるドライバーですね。 また、『ロイヤルブラック』は高弾道ですが、『ヴァンキッシュ』は低スピンのライナー弾道が出やすく、左へのミスが少ない。とにかく方向性がとてもいい。ただ、方向だけではありません。ボールの上がりやすさイコール左右の大きな曲がり幅につながってしまうと感じている人やスピン量が多くて飛距離をロスしている人など、体力がある程度あってヘッドスピードに自信のあるシニアアスリートが使うと、適正スピンが得られてかなりの飛距離アップが期待できます。ターゲットがシビアでピンポイントな狙い撃ちが要求される林間コースなどで、その威力を大いに発揮しそうですね。

商品詳細

マルマンは来年、ゴルフ事業に参入して45周年を迎えるが、その記念すべき年に向けて新しい挑戦を打ち出す。それが50才代のアスリートシニアのために生み出されたマジェスティという位置づけの『VANQUISH by MAJESTY(ヴァンキッシュ バイ マジェスティ)』の発売だ。2015年12月4日に市場へ投入される『ヴァンキッシュ by マジェスティ』は、ドライバー、フェアウェイウッド、アイアンセットの商品構成となるが、今回はドライバーの特性について触れてみたい。 まず、ヘッド形状は、ゴルファーの感性に訴えるクラフトマスターモデル。これはコンピューターでモデリングするのではなく、職人が木型でモデルを起こし、それをコンピューターに取り込み重心設計を行うモデル作りというもの。職人がハンドメイドで作り上げることで感性に訴えるモデルが完成、①ストレート弾道のイメージが湧く洋梨形状、②ライナー弾道を可能にするディープフェース、③シャローバック全盛の最近のモデルとは一線を画すディープバックなどの特性を搭載した。 重心設計にもこだわりを見せる。飛びの重心設計の基礎となる革新ヘッド構造を実現したことで、スイートスポットをフェースセンターに近い上1.0㎜(ロフト9.5度のスペック)に設定、低スピンのライナー弾道を打ちやすくしている。また、手元側にクラブのバランスポイントを移動することで、45.5インチ長にも関わらず、ヘッド重量201g(Sフレックス)を実現、ヘッドの質量効果で初速約0.6m/sアップも達成した。従来の放物線弾道で飛ばすというアスリートシニアモデルとは一線を画す、差別化されたドライバーといえるだろう。
■ドライバーのロフト角:8.5、9.5、10.5度 ■価格:ドライバー各1本/10万5000円+税 なお、フェアウェイウッド、アイアンの詳細は下記URLで参照してほしい。

商品のお問い合わせ

マルマン

TEL:03-3526-9988 http://www.maruman-golf.jp/

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