マルマンは先頃、チタン本体とタングステン合金ソールの複合構造で理想の重心を獲得し、高く強い弾道で大きく遠くへ飛ばせるという『シャトル・ダブルチタンレディスフェアウェイウッド』を発売した。同モデルのラインアップは、#3(ロフト角:17度)、#5(同:19度)、#7(同:22度)、#9(同:25度)、#11(同28度)。初心者から中・上級者まで幅広い層が、自分に合った一本を選べる豊富な番手展開も見逃せない。
■本体価格:#3・5 4万4000円、#7・9・11 3万6000円 ■クラブ総重量:270g(#3) ■シャフト:L
土井二美プロの試打インプレッション
飛距離が出ない女性にとって、フェアウェイウッド(FW)は武器にしなくちゃダメよね。でも、実際は苦手な人が多い。その理由は、長く振りにくい上に直接地面からボールを打たないといけないから、フェースに当てるのが難しいのね。それに女性用のシャフトって、柔らか過ぎるからコントロールも効かない。 こういった問題点を解消しているのが、『シャトル』。女性にとってほど良い軽さだから長くても振り抜けるし、シャフトにヘンなクセもない。先が極端に走ったりするシャフトだと、ダウンスイングでヘッドが速く戻り過ぎてボールの手前を打ったり、それが嫌で腕を縮めてトップになったりするの。でも、『シャトル』のシャフトは素直にしなるから女性でもヘッドがたまってしっかりしたインパクトができるわよ。 それと構えた時にロフトがあるように見えるし、実際に低重心だからボールを上げようと意識する必要がないわ。上げなきゃいけないプレッシャーがないのも楽にスイングができる秘訣ね。あと、重要なポイントは11番まであること。この番手は短くてロフトがあるので他の番手よりも打ちやすい。初心者はこういったやさしい番手から練習して徐々に長い番手を使っていけば、FWの苦手意識も無くなるわ。とにかくどんな女性でもボールを上げる楽しさを実感できるのが、『シャトル』の魅力ね。