『SYSTEM TOUR 125』は、手元調子ですね。かなり手元のしなりを強く感じますし、手元をインパクトで止めるとシャフトがギューッとしなり戻ってくるのがよくわかります。そういった点で、手元を減速してインパクトを作っていける『フォーミュラMB』と挙動が似ていますね。
ドライバーからアイアンまで、インパクトで手元を減速しながらラインを出したり、球を曲げてコントロールする様な、ボールコントロールが楽しめそうです。常に弾道をイメージしてプレーしたいゴルファーは、この組み合わせがいいと思います。
剛性分布図的には『TOUR 105』との相性が良く、メーカー推奨となっています。これは、そのまま軽量帯にシフトしたと理解すればいいと思います。軽量化によるスピード感や振りやすさではなく、しっかりインパクトで叩いていくイメージを受け止めてくれると思います。
以上、『フォーミュラ』3機種と『モーダス3』4機種のマッチングを試してみました。
スチールシャフトではハイパフォーマンスのバリエーションで話題の『モーダス3』は、USPGAツアーの使用選手も多い。これは同社の品質の高さを示すもの。その『モーダス3』とのベストマッチングが図れるのは、やはり同じメーカーが作る『レジオフォーミュラ』でしょう。『モーダス3』使用者にはその辺りを意識してほしいですね。
商品データ
アイアンショットに求められる3つの要素、「球筋」、「弾道」、「飛距離・方向性」に最適なコントロールをもたらすというコンセプトのもと、開発されたアイアン用スチールシャフト『N.S.PRO MODUS3』。PGAツアープロからの要望に応える形で設計されただけあり、その性能に太鼓判を押すトッププロが急増、多くのメジャーチャンピオンの武器にもなっている。
開発の肝となっているのが、日本シャフト独自の絶妙な先端・中間剛性マッチング。この3点を自在にコントロールすることで、同シリーズは世界中で戦うツアープロたちの要求に応え続けてきた。
一方、ウッド用カーボンシャフトの『N.S. PRO Regio Formula』は、『N.S. PRO MODUS3』シリーズをアイアンに使用しているプレーヤーに向け、ドライバーもアイアンと同じフィーリングとパフォーマンスを実現するシャフトを目指して開発された。
ウッドとアイアンの剛性分布を合わせることで、全ての番手を同じ振り心地に統一できる。ショットの流れが重要なゴルフにおいて、とても重要なポイントだ。今後のセッティングの在り方の一つとして、今後注目されていくだろう、この方向性に向かっていくだろう。