フットジョイの新製品「FJウルトラフィット」はココが凄い!

フットジョイの新製品「FJウルトラフィット」はココが凄い!
アクシネットジャパンインクは9月初旬、新開発の幅広ラストでゆったりした履き心地を実現しつつ、フットジョイの包み込むホールド性とフィット感を兼ね備えたニューシューズ『FJウルトラフィット』を発売した。 同製品は、「フットジョイならではの幅広タイプを出してほしい」という多くの愛用者からの要望に応えたというだけあり、スタイリッシュな外観から履き心地、そしてスイングサポート機能まで、フットジョイの最新技術が詰め込まれている。 ただ単にゆったり履ける幅広タイプにあらず。履き心地と機能性を新たなステージに引き上げる「新種誕生」といえるかもしれない。 そこで今回、『FJウルトラフィット』がどこまでの実力を持っているのか、スポーツシューフィッターの神谷幸弘プロにBodiTrakを使って検証してもらうと同時に、ヴィクトリアゴルフ新宿店シューズ売場担当の小林弘和チーフにも話を聞いてみた。

ゆったり履けるのに包み込むホールド性とフィット感

[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/05/photo_kamiya.jpg" name="神谷幸宏" type="l big" bg_color="eee" font_color="000" border_color="eee"]合同会社ジョイナー代表社員。13才でゴルフを始め、USGTFプロ、(一社)日本フットウェア技術協会認定スポーツシューフッター、Boaエキスパートの資格を取得。ゴルフ工房、パーツメーカーを経て独立。現在はパーツブランド、フィットネス機器の営業代理業を行いながら、レッスン活動もこなす。[/surfing_voice]

見た目はスタイリッシュなのに履くとゆったり

FJウルトラフィット 見た目は、フットジョイらしいというか細身でスッキリしたデザインですね。白を基調にシンプルに作ってあり、どんなスタイルのウエアにも合いそうです。でも、これ、本当に幅広ですか?スッキリしているのでそんな印象を受けません。 実際に履いてみると・・う~ん、すごくゆったりしていますね。特に、前足部にゆとりがあるので足の指をしっかり使える。それにこれだけ余裕があれば、靴に指が当たりやすい開帳足の人もゆったりと履けそうです。 ゆったり作っていると、ブカブカなんじゃないかと思う人もいるでしょうが、すごくフィット感があるのが不思議です。まずタンがズレないので甲と靴の一体感がありますし、中足部から踵にかけてもすごくフィットする。 靴の中に靴下形状のインナーを装着しているだけではなく、アキレス腱部にパッドも付けているので、全体的に足を包み込んでくれる構造にしているのが、このフィット感とホールド性につながっているのでしょう。 あと、履いてみて感じるのが、靴底がフラットなこと。一般的に踵からつま先にかけて傾斜が多く前傾誘導で歩行を促すタイプをドロップ型、傾斜が少なく身体が動かしやすいタイプをレスドロップ型といいますが、『FJウルトラフィット』は完全に後者です。ただ、このモデルはソールに屈曲性を持たせることで歩行のしやすさも兼ね備えている。とても考えて作られていることが分かります。

身体のバランスがよく、フットワークが使える

フットジョイ FJウルトラフィット 神谷プロインプレッション 実際に『FJウルトラフィット』を着用してボールを打ってみました。今回はBodiTrakを使用してスイング中の足の動きのデータも取得したので、詳細は下記のデータを参照してください。ここではスイングで大切なパートであるアドレス、テイクバック、インパクト、フィニッシュ時のインプレッションを記述します。 まず、アドレスで大切なのはバランスよく立つことですが、『FJウルトラフィット』はつま先と踵、左右の体重の掛かり方が均等で、無意識にいいポジションでアドレスすることができます。 そして、テイクバックではアッパーに柔軟性があるため、足にストレスを感じることなく、トップまでスムーズに動ける。また、右外側のスパイクがしっかりとグリップしてくれるので、スウェーすることなく、しっかりと体重を右足に乗せることができました。 また、肝心なインパクトでは、右足で地面をしっかり踏む(蹴る)ことができています。アウトソールが程よく屈曲するため、フットワークを使いやすい印象でした。 最後にフィニッシュですが、ソフトなアウトソールでありながら、バランスの良い鋲の配置により、フィニッシュでは安心して左足で立つことができました。 『FJウルトラフィット』が、ゴルフスイングに必要なフットワークを引き出してくれる機能性を持っていることが分かりました。「フットジョイは細身なので自分の足には合わない」、「柔らかいシューズは安定性がない」…。そんな固定概念を持っていた人は、是非このシューズを試してください。きっと今までのゴルフシューズとは一味違う新感覚が楽しめるでしょう。

BodiTrakでの足の動きのデータ

【BodiTrak画面の説明】

アドレス時のインプレッション

フットジョイ FJウルトラフィット インプレッション シューズ自体のバランスが良いため、アドレス時につま先と踵、左右の体重の掛かり方が均等になります。無意識にいいポジションでアドレスができていました。

テイクバック時のインプレッション

フットジョイ FJウルトラフィット インプレッション テイクバック時には、しっかりと右に体重移動が行えています。(右足に94%)アッパーに柔軟性があるため、足にストレスを感じず、トップまでスムーズに動けました。

インパクト時のインプレッション

フットジョイ FJウルトラフィット インプレッション 右足で地面をしっかり踏む(蹴る)ことができています。アウトソールが程よく屈曲するため、フットワークを使いやすい印象でした。

フィニッシュ時のインプレッション

フットジョイ FJウルトラフィット インプレッション ソフトなアウトソールでありながら、バランスの良い鋲の配置により、フィニッシュでは安心して左足で立つことができました。(左足に84%) 次にヴィクトリアゴルフ新宿店シューズ売場担当の小林弘和チーフの話を聞いてみよう。

履き心地は抜群!自信を持って試し履きを推奨したい

フットジョイ FJウルトラフィット ヴィクトリアゴルフ 小林チーフ まず、単刀直入に『FJウルトラフィット』の商品力をどう見ていますか。 商品内容は、すごくいいと思いますよ。デザインは適度にシンプルで選びやすいですし、フットジョイのロゴが目立ち過ぎないのも好感が持てます。幅広タイプの需要は高いですし、価格(オープン、実績売価1万8900円、税込)も2万円までで考える人が多いので。あと、意外と黒(ブラック+レッド)の幅広は少ないので、ここも魅力になりそうです。 店頭販売(9月初旬)を開始して1週間ということですが、売れ行きはどうですか。 まだ1週間ですからね。ただ、早速発売日に1足売れました。店頭で他社品との比較という形でお客様に試履きしてもらいましたが、履き心地がいいということで『FJウルトラフィット』が選ばれました。実際、生地はソフトですし靴の中に縫い目がないので指が当たって痛くなることもない。外反母趾の人などにはいいでしょうね。また、靴の中にインナーソックスが装着されているので、すごくフィット感もいいですね。

幅広タイプとしては丁度いいウィズ感でニーズの広がりを期待

フットジョイ ウルトラフィット 全体的な履き心地がやわらかい? ソールもソフトですし、かかとにもクッションが付いているので、当たって痛いという人にもおススメです。 ソールのデザインも屈曲性を出すために波型の溝を付けています。 そうですね、ただこのデザインは歩行性を良くするだけではありません。外側から内側に対して硬度を柔らかくしているので、足の内側がふんばれます。あと、ソール面全体をスパイクと同じ高さに整えているので、芝にスパイクが引っかからない。色んなことを考えて作っていますよね。 どんな人に薦められそうですか。 フットジョイは幅が狭いと思っている人は意外と多いんですね。特に、昔からゴルフをやっている人の中にはそう思っている人もいて、それが原因で他社品にスイッチするケースもあります。そういった人に『こういう幅広のタイプもあります』と薦めれば、元々フットジョイの好きな人たちですから、戻ってくる理由にもなるでしょう。デザインもアッパー部分にカラーでステッチを入れて細く見せている。この辺りのスマートな見せ方はフットジョイの上手い部分です。 ウィズ感は、どんな印象ですか。 本当の4Eと他社の3Eのちょうど中間くらいといった感じなので、ユーザーの幅は広い。ウィズだけではなくフィット感もいいので、その良さを店頭でもしっかりと提案していきたいですね。 

フットジョイ FJウルトラフィット

フットジョイ FJウルトラフィット 『FJウルトラフィット』は、フットジョイ製品の中でも、・最も横幅が広く、・柔らかい快適性、・シンプルで落ち着いたデザインを求めるゴルファーのためのモデルで、主な特徴は以下の通り。 新アッパーデザイン シンプルでクリーンなアッパーデザインで、どんなシャツ、スラックス、ハーフパンツにもコーディネイトが可能。 インナーソックシステム&アキレスパッド 靴下形状のインナーとアキレス腱部のパッドに、よりソフトな履き心地とホールド性を両立。クッション性に優れたアキレス腱パッドを装着。踵から足首後方をやさしく、しっかりとサポートすることにより、着用時の快適性を向上するとともに、踵のズレ、スリップを軽減し、優れたフィット感を生み出す。 Uスロート甲部分デザイン 甲の締め付け部がUデザインのため履き口部が大きく開閉、ストレスのない着脱が可能。 新ワイドラスト+クッションインソール どんな足幅のユーザーにもフィットしやすい新開発ワイドラストとクッションインソールにより、快適な履き心地を実現。 ダイナフレックスアウトソール 新しく開発されたダイナフレックスアウトソールにより、ソフトな屈曲性と軽量性を両立。