マルマンのマジェスティブランドから先月発売された、新製品
「MAJESTY PUTTER MJ 181M」。マジェスティシリーズに初搭載されたセンターシャフトパターの実力はいかに?遠藤仁史が検証します。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2018/05/toshi.jpg" e="遠藤仁史" type="l big" bg_color="eee" font_color="000" border_color="eee"]米国生パッティング解析器「TOMI」のセールスレップ。インターネットおよびゴルフの知識を融合し、ゴルフメーカー、ショップ、工房等のコンサルティングを行う。WEBサイト「アンサーフリーク」はクラブマニアの間でヒートアップ。TOSHIの愛称で親しまれている。HDCP+0.1[/surfing_voice]
振った分しか転がらない最先端技術が打ち手の感性を引き出す魔法の杖
ヘッド素材が軟鉄、シャフトがカーボン。オーバーホーゼルでシャフトを直接組み付けているからとにかく打感が柔らかい。ボールがフェースに当たった瞬間にビュッとボールが出ていくのではなく、フェースにしっかりとボールがくっついて転がっていくので、自分が振った分しかボールが転がらない。とても距離感が合わせやすいモデルに仕上げています。
あと大きな特徴はセンターシャフト設計と大きなラウンドソール形状の相乗効果です。シャフト軸線がソールセンターに抜けていて、その点を軸に大きなラウンドソールの特徴を使ってトゥを立てたり、ヒールを上げたりしてもフェースの向きが変わりません。
人によって好みの構え方がありますが、どんな構えに対してもストレートにフェースを向けられる点が秀逸です。それに加えて、グリップを太くしているので、余計な手の動きが入らないし、ヘッドの重さが効いているのでゆっくりしたストロークで芯に当たりやすいですね。
見た目の印象は
見た目の印象ですが、フェースのセンターにシャフトが入っているので、ストレートにラインに構えやすく狙ったところに打ちやすそうですね。あと、マジェスティらしいというか、ヘッドをミーリングで丁寧に削っているし、シャフトのデザインにも高級感があります。
あと、特徴的なのは、本体が貫通孔を通したスケルトン構造になっていて、その後ろに比重の重いタングステンを接合していること。重量をできる限り後ろに持っていくことで慣性モーメントの最大化を図っている。見た目でもスイートエリアが大きいことが分かります。
また、ヘッド両サイドの角と角の間でちょうどボールを取るのにかがむ必要がないのがいいですよね。これもマジェスティの考え方なのでしょう。
どんなゴルファーにオススメか
対象ゴルファーはテイクバックでヘッドがぶれてストロークが安定しない人にオススメです。
あと、昔からゴルフをやっている人は軽いパターをタップ式にコツンと打つ人が多いのですが、このタイプは打ち急ぎのミスが出やすい。しかし、このパターは持った瞬間にヘッドに重さを感じるのでコツンと打つ感じにはならず、ゆったりとストロークするイメージが湧きます。
キャリアの長いゴルファーで、最近パッティングのストロークが安定しないと悩む人は、ぜひ一度試してほしいですね。
製品概要
- 総重量:611g
- ヘッド重量:434g
- ロフト角:3度
- ライ角:71度(※オーダー対応範囲:68~74度 1度刻み)
- 長さ:34インチ(※オーダー対応範囲:32~37インチ 0.25刻み)
- ヘッド本体:軟鉄(S20C)
- ネック:SUS304(ソフトステンレス)
- サイド:タングステン
- 製法:鍛造+高精度CNCミーリング
- 仕上げ:本体/ニッケルクロムメッキ+DLC、サイドネック/ブラックI.P
- シャフト:マジェスティTP710
- グリップ:マジェスティ PISTOL TYPE1.18
- グリップ重量:54g
- 価格:15万円+税
マジェスティパター MJ181Mのお問い合わせ
マルマン
TEL:03-3526-9988
https://www.maruman-golf.jp/