はしご型のグリップはソフトに握れてミス軽減?『LADAR GRIP(ラダーグリップ)』を永井プロがテスト!

はしご型のグリップはソフトに握れてミス軽減?『LADAR GRIP(ラダーグリップ)』を永井プロがテスト!
群雄割拠のグリップ市場へ映文舎ゴルフ事業部が新規参入。11月上旬に発売した『LADAR GRIP(ラダーグリップ)』(1800円)を永井プロに試打してもらった。 [surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/05/photo_nagai.jpg" name="永井延宏プロ" type="l big" bg_color="eee" font_color="000" border_color="eee"]1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞[/surfing_voice] エラストマー素材を採用した、背面の溝が「はしご型」になっているのが特徴的ですね。 多くのアマチュアゴルファーは「抜ける」ことへの恐怖心から、グリップを必要以上に強く握ってしまいます。ラダーグリップは視覚的にも「抜けにくい」と感じさせるデザインにすることで、やさしくソフトに握ることを促しますが、その性能は?

LADAR GRIPスタンダード バックライン有り

LADAR Grip(ラダーグリップ) エラストマー素材の吸い付く感じがグローブをしていても伝わってきます。右手も馴染み、確かにラダー部分に指が引っかかります。 バックライン有ですが、小指がしっかりコンタクトしてくれるので、クラブの重さをしっかり感じながらスイングできました。この部分は安心感に繋がりますから、スイング中もタイミングが非常にとりやすい。自分のイメージで焦ることなくスイングできますね。

LADAR GRIPスタンダード バックライン無し

LADAR Grip(ラダーグリップ) 続いて、バックライン無を打ってみました。60、58両方ありますが、ウエッジでテストしてみたいと思います。 バックラインはありませんが、しっかりホールドしてくれますね。左手の小指から伝わってくる情報は、バックライン有と同様で、これは「ラダー形状」の影響が大きいといえます。 LADAR Grip(ラダーグリップ) ウエッジらしいバリエーションといえ、クラブを開いたり、閉じたりした時でもフェースの向きを感じやすいと感じました。つまり操作性に優れるグリップといえます。

LADAR GRIPライト60・58 バックライン有り・無し

LADAR Grip(ラダーグリップ) ラダーグリップは、カーボンシャフト装着のアイアン用に42gの軽量タイプ『ライト』を用意。60・58の2タイプを実際に打ってみましたが、全体のバランスは軽量シャフトの性能を一切邪魔していません。 他社製品の中には、同モデルでグリップを軽量にすると細くなったり、長さが短くなってしまうモノがありますが、『ラダーグリップ』はサイズをしっかりキープ。 シニアは力が弱くなったとしても、手が小さくなるわけではありません。そういった部分にもきちんと対応していて、軽量で肉厚感があるグリップを求める方には「ライトM58」をお勧めします。 LADAR Grip(ラダーグリップ) 「ライト」でもラダー部分のコンタクトはフェース向きを感じやすいので、クラブのトータルバランスを崩さずに、情報が伝わってきます。カーボンシャフト愛用のシニアゴルファーへ『ラダーグリップ』を推奨すれば、バランスを変えずに交換が可能です。 シニア層を手厚くカバーするグリップといえるでしょう。

クラフトマンのテクニックが活かせる『ラダーグリップ』

ラダーグリップのコンセプトとして、工房のクラフトマンの技術を引き出す、というのがあります。 『ラダーグリップ』の重量は、スタンダードで47gの設定。他社製品は50gが一般的ですが、3gの余剰重量により下巻きやバランス、総重量を調整することが可能です。 さらにフックめ、ウィークめに挿したいときは、先端にダイヤのマークが2ヶ所入っていますので、左右にズラせばバックライン調整の目安にもなります。ゴルファーの目線には感じさせない一方、クラフトマン向けに工夫が施されているのが分かります。 「LADER」のロゴを背面に配置しているのはそのためで、ゴルファーの目線にも配慮。新進気鋭なグリップの登場です。

ラダーグリップ

スタンダードモデル(47g)、軽量のライト(42g)をラインアップ。両モデルともM60・M58があり、内径の識別がエンドキャップのデザインでできるのも◎。バックラインあり、無しはもちろん、カラーはブラック・ブルー・レッドの3色展開。 ※バックライン無しはブラックのみの展開(ブルー、レッドは来年1月発売予定)。