高機能で低価格のレーザー距離計『ジョルトファインダー』の実力は?

高機能で低価格のレーザー距離計『ジョルトファインダー』の実力は?
テイクスインクから登場したレーザー距離計『ジョルトファインダー』。外部液晶を備えており、計測した距離が60秒間表示されるのが最大の特長。 その『ジョルトファインダー』を豊富な試打経験を持つギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロにテストしてもらう。 [surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/05/photo_nagai.jpg" name="永井延宏プロ" type="l big" bg_color="eee" font_color="000" border_color="eee"]1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞[/surfing_voice]

外部液晶で60秒の距離表示 計り直し不要のレーザー距離計

熊谷ゴルフクラブの18番ホール・パー5・485ヤードで、実際に『ジョルトファインダー』を使用しながらラウンドしてみました。 『ジョルトファインダー』は目標物測定時の手ぶれ補正、目標物にレーザーがあったことをバイブレーションで知らせるジョルト機能、高低差を加味した打つべき距離の測定、その機能をOFFにするツアーモードなど、他のレーザー距離計の機能と比較して遜色ないと思いましたね。

ジョルト機能や外部液晶フル機能搭載で3万円はセルフプレーでの武器になる

テイクスインク Jolt Finder(ジョルトファインダー) 基本的な機能をフルに搭載したモデルで、価格は3万円ということでリーズナブルな距離計というのも大きな消費者メリットだと思います。 セルフプレー全盛期の現代のゴルフで、武器となるのが『ジョルトファインダー』ですね。

ティーショット編:ドッグレッグではハザードまでの距離と安全で打ち込まない距離を測る

ティーショット編:ドッグレッグではハザードまでの距離と安全で打ち込まない距離を測る このホールは右に少しドッグレッグをしているホールで、その曲がり角の左側と中央の少し右寄りに木が4~5本植えてあり、左サイドは広く感じます。 ただ、左側は奥に桜の木があって、そこに打ち込むと厄介です。ですので、このような場合は、ハザードとなる中央の木と奥の桜の木の2箇所までの距離を測ることをオススメします。 実際、『ジョルトファインダー』で計測すると、フェアウェイ中央のハザードまで225ヤード。左奥の桜の木まで290ヤード。この2つを計測することで、安全な攻略ルートが明確になりました。

アプローチ編:アプローチだからこそ計測ピンだけではなくエッジまで計測することが重要

アプローチ編:アプローチだからこそ計測ピンだけではなくエッジまで計測することが重要 アプローチで正確な距離を計測することは大変重要です。ひとつの基準として、ワングリーンならグリーンの大きさが30ヤード位が標準です。 このグリーンは小さいですので、当てはまりませんが、バンカーまでの距離、フロントエッジまでの距離を、ピンまでの距離と共に計ることで、フロントエッジからピンまでのスペース、ピン奥のスペースも推測できます。 実際に計測するとピンまで53ヤード。フロントエッジまで35ヤード、つまり、フロントエッジからピンまでは18ヤードですから、それだけのスペースがあります。結果、ピン奥はスペースが少ない。 テイクスインク Jolt Finder(ジョルトファインダー) このような情報から、球を高く上げて止めるようなショットが選択肢として浮かび上がります。 また、アプローチの場合は計測項目も増えますので、ショット直前になるとピンまでの距離を忘れやすい。その時に『ジョルトファインダー』の外部液晶は、60秒間、計測した距離を表示するので大変便利です。 ショットの直前に見える場所に置いて、距離を再確認してショットに臨むことができるのは、アマチュアゴルファーのスコアメイクに大変役に立つでしょう。 『ジョルトファインダー』を使いながらラウンドしましたが、レーザーが捕捉した時のジョルト機能はゴルファーに親切な機能ですし、特に外部液晶は飛距離を表示する時間が長いので、『ジョルトファンダー』自体を芝の上に置いてショットに臨むなども、『ジョルトファインダー』ならではの便利な活用方法だと思います。 ■価格:3万円 商品のお問い合わせ:テイクスインク TEL:045-949-8001