Arch『KaMs16509』、『KaMs16609P』シャフトをプロが試打検証!フィニッシュまで振り切れる!

Arch『KaMs16509』、『KaMs16609P』シャフトをプロが試打検証!フィニッシュまで振り切れる!
『Arch』シャフトは、一発の飛距離よりも平均飛距離を伸ばそう、というのを開発コンセプトに置いている。とはいえ、飛距離を犠牲にして方向性を求めるのではなく、安定した飛距離性能を求めるという意味合いだ。 今回、フラッグシップでロングセラーモデル『KaMs16509』、『KaMs16609P』の2モデルを坂本龍楠プロに検証してもらう。 [surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2019/10/photo_sakamoto-ryunan.jpg" name="坂本龍楠プロ" type="l big" bg_color="eee" font_color="000" border_color="eee"]1981年生まれ。神奈川県出身。オーストラリアへ留学してゴルフを学び、2011年「日本プロゴルフ協会」ティーチングプロ合格。自身が運営する新宿御苑ゴルフスタジオでは身体に負荷のかからないスイング理論が好評を博し、公式YouTubeのチャンネル登録数は9万5000人を超える。著書には「逆説のゴルフ」などがある。[/surfing_voice]

Arch『KaMs16509』、『KaMs16609P』シャフトを坂本プロが試打検証!

坂本プロの解説

Arch 16609P 16509 シャフト GEW:まずコスメから。最近のモデルは、派手なデザインが多い中、至ってシンプルですよね。坂本プロはどのようなイメージを持たれましたか? 坂本:最近、『Arch』の噂をよく耳にしますよ。私自身、性格が地味なので(笑)、精悍なブラックはシンプルで好みです。何より色から感じる先入観を視覚から消し去ってくれる。その方向性を貫くメーカーのポリシーにも好感が持てますね。あれっ、そういえばフレックス表記がありませんね。 GEW:はい。『Arch』シャフトのフレックスは25.26.27など数値で表記。同社ではクラブとして組みあがった際のおおよその振動数250cpm・260cpm・270cpmを表しています。 坂本:10cpm毎で製品化できる精度、品質管理の表れともいえますね。 GEW:また、トゥダウン現象を、最小限に抑えるよう設計されていて、高弾性素材による独自のD.N.T設計を採用。販売するすべての製品1本1本、手元及びセンター部分の2ヶ所での4方向計測によるスパイン管理を行っています。 坂本:こだわったモノ作りですね。では早速打ってみましょう。

一気にフィニッシュまで振り切れる

GEW:今回、試打してもらったのは、重量帯の違う2機種『KaMs16509』(25)と『KaMs16609P』(27)。重さが変わっても同じように振れるのが特徴です。 [caption id="attachment_59827" align="aligncenter" width="788"]Arch 16509 試打データ Arch 16509 試打データ[/caption] [caption id="attachment_59828" align="aligncenter" width="788"]Arch 16609P 試打データ Arch 16609P 試打データ[/caption] 坂本:両モデルともシャフトのしなり方にクセがなく、体を回せばシャフトが自然についてくる感覚があります。どちらかというと『16609P』の方が手元側が太く、重量を重く感じたので、しっかり振っていける人にお薦めかな。 私自身、スイング中の一部分に力を入れて振るタイプではないので、クラブを持った瞬間は振り切れるか不安でしたが、心地よくフィニッシュまで振り切ることができました。ひとくちでいうと、自分でアクションを起こさなくてもシャフトがスイングを誘導してくれる。 つまり、スイングスピードをロスせずに一気にフィニッシュまでスイングできる。 スカイトラックの計測数値では、HS45.5、初速65.7、打出角17度、ボールスピン量2234rpmでキャリー253.1Y、トータル飛距離271.1Y。何度も言いますが、ダウンスイング時に素直にしなり戻ってくるので、エネルギー効率が良いシャフトといえます。 GEW:『16609P』はどのようなタイプのゴルファーにミートする? 坂本:アイアンでもフルスイングで振り切ってピンを狙う方にはまりそう。 GEW:一方の『16509』はどうですか? 坂本:重量は『16609P』より軽いので、アドレス時に力みにくいと感じました。しなりにクセが無いので、体の回転で打ちやすく、振りぬきやすいという特徴は共通する部分です。

Arch『16609P』と『16509』の対象ゴルファーは?

Arch『16609P』と『16509』の対象ゴルファーは? GEW:対象者はどのようなゴルファーが見えてきますか? 坂本:セカンドショットの場面で、大き目の番手を持って、距離を合わせてスイングする人にズバリ、ミート。私も『16509』の方が好み。上げて下ろすだけで狙った目線へ球が飛び出していき、方向性にも優れる。 GEW:総括すると? 坂本:今回、『16609P』『16509』の2モデルを打ちましたが、重量帯が変わっても振り心地は変わらない設計ですので、実際に試打をして、自分のスイングに合うフレックス(振動数)を選択するといいでしょう。フレックスは全10種類をラインアップしています。 GEW:坂本プロは『16509』を気に入っていましたが。 坂本:楽に振れて飛距離も出て、何よりボールが上がりやすい。初速も出ますが、球が浮きすぎることもありませんでした。一方、より重さを感じて振っていきたい人は『16609P』を推奨したい。しっかり振っていけますから、叩くタイプの人はイメージが出しやすいと思います。ロフトの立ったヘッドと組み合わせると、高初速が期待できるでしょう。 株式会社HopeFul TEL:092-918-1214 https://www.arch-golf.com/