グローブライドは3月、2年ぶりのフルモデルチェンジとなる『ONOFF LADY』(オノフレディ)を発売した。今作は、クラブ重量を軽量化し、より振りやすさをアップ。レディスゴルファーに飛びの喜びをもたらす女性専用設計のクラブに仕上がっている。
そこでGEWでは、新『オノフレディ』の予約が開始して間もない2月上旬、販売現場で数多くのレディスゴルファーに接する4大ショップの女性店員を総力取材。『オノフレディ』のドライバーを試打してもらい、どんな女性ゴルファーに最適か解説してもらった。
【動画】4大ショップのカリスマ女性店員が『オノフレディ』を試打&解説
ゴルフ5 プレステージ広尾店の豊田世菜さん、コトブキゴルフ ワールド館の石井美由紀さん、ヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店の齊藤綾さん、二木ゴルフ 平塚店の稲井敬子さんの4名による試打インプレッションと解説を動画で。
ゴルフ5 プレステージ広尾店 豊田世菜さん『オノフレディ』解説

一般的なレディスモデルに比べて、『オノフレディ』はシャフトもしっかり目で、ヘッドも重さがあるので、ヘッドスピードの速い女性でも左へのひっかけやフックにならず、高さも出てキャリーで飛距離を出せます。シャフトフレックスは2種類あり、AとLで10gの差があるので、もちろんヘッドスピードが遅めの女性でもLなら十分振れます。
女性は潜在的にボールをつかまえたいという意識が強いので、逃げ顔のクラブは敬遠される傾向がありますが、『オノフレディ』は適度なフックフェースになっているので、「つかまりやすそうで安心する」という声が多いですね。
また、くすんだ打音のドライバーが増えている中、高くて良い音がするんですね。実は女性にとって音は重要で、音で飛んだ感覚を感じやすい傾向があるので、打音も女性好みに仕上がっていると思います。性能面は、フェースのたわみが大きくなっているのでミスヒットにも強いです。
それと、シャフトとグリップのカラーを無料で選べるのは良いですね。過去モデルでも購入した方の半分以上はカスタムしています。女性はやはりオシャレにもこだわりたいので。
コトブキゴルフ ワールド館 石井美由紀さん『オノフレディ』解説

シャフトのフレックスが2種類ありますが、Aは長めなので、背の高い方やヘッドスピードの速い方に、Lは軽いクラブを探している方に最適です。ヘッドが効いている分、重さとシャフトのしなりを活かして楽に振れるので、逆に疲れないんですね。
今回はウエッジがセットになっておらず、2種類から選べるようになっている点は女性ゴルファー目線ですごく良いですね!
個人的には『フロッグス リープ』ウエッジは売れると思います。ソールの広いウエッジはネット通販モデルに多くて、実は探している女性は多いんですよ。それが『オノフ』のようなしっかりしたブランドから出るのはとても助かります。
ヘッドも大きくて安心感がありますし、女性はフェースを開いて打てる方は少ないので、上げて下ろすだけでバンカーからも出やすいお助けウエッジとして沢山売れそう。こういうの待ってたんだよ! という感じです。
ヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店 齊藤綾さん『オノフレディ』解説

『オノフレディ』はヘッドに重さを効かせているので、何かスポーツをやっていた女性や、コロナを機にゴルフを再開して昔の重いクラブを振り慣れていた女性は、重さを活かして飛距離や初速を出すことができるので、最適なクラブだと言えます。
今回は前作より若干重量を軽くしつつもバランスは同じなので、同じ力で打った時にパワーが伝わりやすいと思います。
それと特筆すべきはシャフトです。軟らかいだけのシャフトだとトップでしなってしまうので、ダウンスイングでシャフトが戻らないんです。ところが『オノフレディ』のシャフトはしなり戻りがあって、走り感とつかまり感がある。さすが釣り具メーカーという感じです。
特にアイアンに言えることですが、弾くような音だけど、しっかり当たった時は吸い付く打感を感じられます。これって実はとても重要なことで、音だけで誤魔化さずに、感触でスイングの良し悪しが分かるクラブというのは上達の近道になるんです。
二木ゴルフ 平塚店 稲井敬子さん『オノフレディ』解説

『オノフレディ』の良い所は、大きくデザインが変わっていない所です。世界観をしっかり持っていて、流行りすたりに流されない。歴代モデルを通してデザインに統一感があるので、『オノフレディ』ユーザーが1本だけ買い替えるということが違和感なくできます。女性はクラブの買い替えサイクルが長いのでこれは女性にとっては嬉しいです。
シャフトはそれぞれに特性があって、ゆったり振る方にはLシャフト、力があってしっかり振れる方にはAシャフトがお勧めです。さらに物足りない方には『オノフ赤』のR2シャフトを勧めるという方法もあるので、お客様に合わせてバリエーションを作りやすいんです。
それと、今回はサンドウエッジが最初からセット組みされていないのは選ぶ幅が広がるので、良いですね。
新しく出た『フロッグス リープ』ウエッジは言い訳ができないくらい打ちやすい。58度を軸に追加で持ってもいいですし、グリーン周りでフルショットする方にはAWもいけそうです。