ゴルフ人口の増加はゴルフ界の長年の課題だ。奇しくもコロナ禍での3密回避のスポーツとして注目を浴びているゴルフ。若者がゴルフを始め、休眠ゴルファーがプレーを再開している。ゴルフのカジュアル化が進み、プレーしやすさは以前と比べものにならないほど身近になっているが、用品は高価でゴルフを始める障壁になっている。
それを解消したのがGolzyの5本セット(3万9800円)だ。そもそも初心者や休眠ゴルファーがゴルフを始める際に14本も高価なクラブが必要なのか。そんな疑問に応えるべく、Golzyのセットは3W、4U、7I、PW、PTで構成される。
練習場やゴルフ場のレンタルクラブにも最適なセットを、ギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが検証する。
まずは動画で
Golzy 7I(ロフト角30度)
永井 ゴルフを始める、再開する時に最初に使うのが、スイング作りの基本になる7Iだと思います。
ロフト角が30度、安心感のあるサイズは現代的で、練習場にある古いレンタルクラブとは違いますね。ネックもオフセットがあって打ちやすそうです。そして、特にグリップが良いですね。握り方をガイドするラインがデザインされています。
打ってみると幅広く丸みを帯びたソールが、跳ね返りダフリを抑制します。フェースも薄肉で飛距離性能も高い。そしてシャフトがシッカリしていて、変な挙動をしないので、スイング作りに最適だと思いますね。
Golzy 3W(ロフト角15度)
永井 3Wはロフト角15度ですから、ティーショットを想定していますね。構えた印象は、ヘッドサイズも大きく安心感があります。フェースの厚さも十分で、ソールには溝があり現代的です。
打ってみると、フェースが少し左を向いていてボールのつかまりも良いですし、飛距離性能も約230Yと十分だと思います。そういう意味ではミニドライバーというイメージで、やさしく使用できると思います。
そして、上達に応じて芝の上から打つこともできるようになると思いますよ。
Golzy U4(ロフト角21度)
永井 ロフト角が21度で距離を稼ぐクラブです。形状的には3Wの流れを汲んでいて、つかまりの良い形状です。
実際に打ってみると、非常に振りやすい。そしてクラブの挙動がアイアン的で、7Iで作ったスイングを実践しやすいですね。そして見た目と振り心地のバランスが一致しており、ゴルファーにとってはオートマチックにクラブが動いてくれます。3W、7I、両方との流れが出来ていて、スイングを変えずにラウンドできるのも特筆に値しますね。
Golzy PW(ロフト角43度)
永井 ネックのオフセット、リーディングエッジのスクエア感で、誰が使っても構えやすいですね。
打ってみると方向性も良く、飛距離性能も高い。初心者やゴルフを再開する方には良いクラブだと思います。ショートアイアンとしては高性能だと思います。
Golzy Putter
永井 ブレード部分のサイトラインとヘッド後方のサイトラインを合わせると、正しいアドレスができることがゴルファーには嬉しいですね。白いフェースインサートが少し見えることも、ロフトを正しく使うことにつながるので、パッティングも上達しそうです。
打ってみると転がりも良く、打感も軟らかくダイレクトに伝わるので、距離感の調整もしやすい。
Golzy総評
永井 古いクラブで練習するとゴルフの楽しさを感じにくい側面もあります。その意味でもレンタルクラブとしても現代的な性能ですし、練習場やゴルフ場のレンタルクラブとしても最適ですね。
そしてラウンドでの使用ですが、レッスン生の初ラウンドはスクランブルゴルフが多く、バンカーや悪いライなどからはほとんど打ちません。なので、この5本セットの『Golzy』で十分楽しめると思います。何より、この5本でゴルフを始める、ゴルフを再開するというシーンが見えてきますし、練習場やゴルフ場にもレンタルクラブとして用意してもらうと、ゴルフ人口の増加にも寄与しそうですね。
商品のお問い合わせ:Golzy 担当 石井 090-5312-3777