ブリヂストンスポーツは、昨年投入した『B1』、『B2』に続く第3のモデルである『B3 DRIVER』を7月29日に発売する。そこで一早く同モデルを試打した。
フェース以外カーボン構造!2種類の『B3』
今作の特徴は、フェース以外のボディをオールカーボンにしている点だ。フレームがない一体成型構造にすることで余剰重量40gを生み出した。通常の余剰重量は平均20g程度だというから、約2倍ということになる。
今作は『SD』と『DD』の2種類のモデルを発売。2種類発売したのは、その余剰重量の配置場所を変えたことが理由だ。『SD』は「ストレートドライブ」の略称で、ウエイトをバックフェースの内部に配置。それにより、慣性モーメント縦横合わせて9000g・㎠以上を実現し、ストレートな弾道が出るようにしたという。
一方、『DD』は「ドロードライブ」の略称で、ウエイトをヒール内部に配置。重心アングル35度を超える構造にすることで、フェースが返りやすくしドロー弾道が出やすいようにしたとか。
特筆すべきは2種類のヘッド形状を一切変えず、あくまでも内部のウエイトの配置位置のみで違いを出した点。この辺りは近年の複数タイプ同時発売のトレンドにおいては珍しい。
共通構造としては、同社の定番になっているフェースの面の高初速エリアを広げる『SP-COR』(サスペンションコア)の採用と、クラブ総重量280gという軽量モデルという点だ。
また、純正シャフトは40g台とこちらも軽量タイプをラインアップ。非力なゴルファーでもヘッドスピードを上げて飛ばせるような構造を狙っていることが分かる。
【動画】低ヘッドスピーダーの記者が『B3』を試打してみた
それでは本当に『B3』は低ヘッドスピーダーのゴルファーに恩恵をもたらすのか? ヘッドスピード38m/s、平均ドライバー飛距離185ヤードのGEW記者が『B3』の2モデルを試打した。
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スイング別にフィッティングできる3種類の軽量シャフト
今作は「TENSEI BS Red 40」、「TENSEI BS Black 40」、「TENSEI BS White 50」の3種類の純正シャフトをラインアップ。
中調子のオーソドックスな「TENSEI BS Red 40」、先調子の軽硬「TENSEI BS Black 40」、元調子の重軟「TENSEI BS White 50」で、どれを選んでも同一価格。スイング特徴に合わせたシャフト選択と可変式スリーブにより、それぞれのゴルファーが求める弾道になりそうだ。