SMGのゴルフブランド風太ゴルフから、練習器具『タイミングマーク』(1330円)が発売中だ。
ティーと細長いゴムの棒が一体化した構造で、ティーアップしたボールの後方に挿して一緒に打つことでスライスやすくい打ちが矯正される実用新案取得済みのアイデア商品だ。
そこで、数々のアマチュアゴルファーをレッスンしてきた、ティーチングプロで整体師の常住充隆氏が同製品を使った練習法を徹底解説する。
【動画】常住充隆が『タイミングマーク』を徹底解説
まずは常住プロに『タイミングマーク』の特徴や練習法を解説してもらったので、動画で観てもらいたい。
常住充隆が『タイミングマーク』を解説
常住 アマチュアゴルファーは、ドライバーショットの際のアタックアングルが安定しない傾向があります。インサイドアウトやアウトサイドイン、極端なダウンブローやすくい打ちなどがその例です。
『タイミングマーク』はドライバーの軌道を修正し、アタックアングルや入射角を適正にすることを狙った練習器具になっています。
実際の使い方ですが、まずは『タイミングマーク』だけを地面に挿し、5cmほど前に、ティーアップしたボールがあると想定して、『タイミングマーク』の先端を打つようにします。この際に、飛球線方向のボール寄りに頭と体の軸が傾いてアタックアングルがダウンブローになってしまう方や、クラブヘッドが極端なインサイドから入ってきて手前にワンタッチしてから打つような方は『タイミングマーク』が飛んで行ってしまいます。
レベルに先端だけ打てるように何回か練習していると、必然的にボールの右に頭が残るビハインド・ザ・ボールが身に着きます。打つ際には、視覚的に『タイミングマーク』から先の飛球線方向にヘッドが真っ直ぐ抜けていくイメージを持つと、丁度良いインサイドイン軌道になるでしょう。
『タイミングマーク』の実践的練習法
常住 慣れてきたら、いよいよボールをティーアップし、その後方3~5cmほどに『タイミングマーク』を挿していきます。ボールと『タイミングマーク』の高さを合わせる必要があるので、ティーアップが低い方などは、ゴムの先端を切って高さを合わせて下さい。
実際の使い方は、ボールではなく『タイミングマーク』を見て、そこを狙ってレベルに打つような気持ちでスイングしてください。先端にヒットしながらボールが飛べば正しいスイングです。これを繰り返すことで、アタックアングルが適正になり、自然なアッパーブローでドライバーショットが打てるようになります。
アイアン練習での活用法
常住 もう一つはアイアンでダウンブローを実現するために『タイミングマーク』を活用する方法です。
アイアンはティーアップしませんので、ボールの高さに合わせて先端をカットして使ってみてください。セッティングの仕方としては地面に置いたボールの後方、10~20cmの所に『タイミングマーク』を挿します。そしてタイミングマークに触れないようにボールだけを打つようにしてみましょう。
『タイミングマーク』×『スイングマジックグラス』の練習法
常住 さらに風太ゴルフの『スイングマジックグラス』を一緒に使うことで、より効果的な練習ができます。
『スイングマジックグラス』は右目の下半分からしかボールが見えない構造のサングラスで、少しでも上体が横に動いたり、起き上がったりしてしまうと、ボールが隙間から外れて見えなくなる仕組みの練習器具です。
これをかけた状態で、『タイミングマーク』だけを見ながらアドレスするとかなり視界が遮られるので、上下動と左右の動きが抑制されます。この2つの練習器具を組み合わせることで、よりビハインド・ザ・ボールが身に着き、スイングのパフォーマンスが上がると思います。
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