ルーツゴルフといえば、飛距離の追求とギアへの満足感にこだわりを見せるブランド。そのルーツゴルフから発売されたのが『THE ROOTS ZIP』シリーズ。もちろん、ルーツゴルフの代名詞である超合金アーメット鋼をフェースに使用したシリーズで、ボール初速のアップを実現した。今回は、そのドライバーとアイアンを、ティーチングプロで整体師の常住充隆氏が試打。その特徴を徹底解説する。
まずは動画で
常住充隆プロの試打インプレッション
『THE ROOTS ZIPDRIVER』ファーストインプレッション
常住 まず構えた印象ですが、小ぶりとまでは言えないですが、スッキリした顔つきで構えやすいですね。視界に入ってくるのはカーボンクラウン。スーパーアーメット鋼のフェースとの相乗効果で、飛距離を追求しているそうです。ターゲットはHS35~43m/sということで、まずはHS40m/sで打ってみたいと思います。
『THE ROOTS ZIPDRIVER』HS40m/sでの試打テスト
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ドライバーHS40m/sでの試打データ[/caption]
常住 最初に感じるのは、スーパーアーメットは予想に反して軟らかい打感ということですね。カーボンクラウンの撓みを凄く感じられましたね。HSに対して効率の良いボール初速を実現しており、スピンも2500rpmと低スピンで、意外と噴けない弾道でした。一言で言えば、低スピンで飛ばせるドライバーですね。
『THE ROOTS ZIPDRIVER』少し速めのHSでの試打テスト
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ドライバーHS48.7m/sでの試打データ[/caption]
常住 今度は少し強めに打ってみました。HSは47.8m/sで、ボールスピードは69.8m/s。トータル飛距離は275.4ヤードで、スピン量が3160rpmと私はスピンが多い方ですが、HS40m/sと同じで噴けない弾道でした。とにかくインパクト後の初速が速い。そして、打ち出し角が高い印象です。いわゆる棒球と言われる飛ぶ弾道を実現していますね。
もうひとつ打音ですね。チタンフェースとも遜色のない爽快感のある音で、ゴルファーには受け入れやすいですね。
『THE ROOTS ZIPIRON』ファーストインプレッション
常住 構えた印象は、ストロングロフトのアイアンですが、ヘッドが大きすぎず、違和感がありません。そして、バックフェースの深いキャビティと、薄肉フェースでかなりの反発性能が見て取れます。
『THE ROOTSZIP IRON』8番アイアン(ロフト角29度)
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8番アイアン試打データ[/caption]
常住 まずは8番アイアンを打ってみました。打感は想像以上にマイルド感があって、フェースにボールがのる感触もありますね。それと驚くのが飛距離(183.0ヤード)で、もはや8番アイアンではない。そして更に驚くのが、最高到達点30.5ヤード、着地角46.4度という数値。飛び系アイアンですが、超高弾道で上から着弾しています。名実共に飛んで止まると言えますね。飛距離が圧倒的でありながら、高さでボールを止めるという言葉がピッタリですね。
『THE ROOTS ZIPIRON』9番アイアン(ロフト角33度)
常住 今度は9番アイアンを強めに打ってみました。飛距離だけ見ても166.8ヤード。8番アイアンと同じですが、最高到達点が32.5ヤードと半端ない。着地角も49.3度と上からグリーンに落ちています。ストロングロフトでも高さでボールを止めることができます。
加えて、強くスイングしていないにも関わらず、このシャフトとの相性が良く、HSが上がります。飛距離、高弾道、スピン、どれをとってもコースマネジメントに大きく寄与しますね。
総評
常住 ドライバーもアイアンもとにかく飛ぶ。飛距離が欲しいゴルファーには夢のようなギア。それに加えて、ヘッド単体の販売もありシャフトをカスタマイズできますから、更なる飛距離が実現できそうです。そしてFW、UTもありますので、シリーズでの使用で、夢の飛距離を手に入れて欲しいですね。
お問い合わせ:ルーツゴルフ 075-583-3330