ひさいスポーツから発売されているボイスキャディブランドはレーザー、腕時計型GPS、レーザー&GPSのハイブリッド、そして音声型GPSと距離計において死角がない。その中でも音声型に関しては、距離計に敷居の高さを感じているゴルファーにとって入門編として最適な製品だ。
そこで音声型GPS距離計『VC300A』と『VC4 Aiming』の2機種をゴルフユーチューバーで、インストラクターの「もちけん」こと剣持江里加さんにゴルフ場でテスト&解説してもらった。
【動画】『VC300A』&『VC4 Aiming』をもちけんがコースでテスト
『VC300A』&『VC4 Aiming』をもちけんさんにコースで使い比べてもらったので動画で観てもらいたい。
癒しボイスで距離を案内
もちけん 『VC300A』と『VC4 Aiming』に共通しているのは、キャップのつばにクリップのように装着して使える点です。
早速ティーショット前に距離を測定してみましたが、測定方法も本体の表面をクリックするだけで高低差を加味した距離(直線のみも可)を音声で案内してくれます。
今回テストした太田双葉カントリークラブは2グリーンなのですが、自動でそれぞれのグリーンまでの距離を案内してくれました。それとテストしたホールは左ドッグレッグで、ティーイングエリアからはピンが見えないレイアウトだったのですが、グリーンまでの距離を直線で案内してくれます。
飛距離の出る男性などはワンチャン、ドライバーでグリーンを狙うというチャレンジもできるので良いですね。この辺りはレーザー距離計ではできない機能だと思います。それと音声も癒される声ですね! 何だか冷静になれます(笑)。
フロント&バックも分かる
もちけん セカンドショット以降で実際にグリーンを狙う場合に重宝するのが、本体をダブルクリックすることでグリーンのフロントとバックまでの距離を案内してくれる機能です。打ち上げでグリーン面が見えない場合などでもこれを使えば安心して打てると思います。
『VC4 Aiming』独自の「エイミング機能」
もちけん そして多くのアマチュアゴルファーに役立つのが『VC4 Aiming』についている「エイミング機能」です。簡単に言うとターゲットに対して正しくアドレスできているかを教えてくれる機能です。
使い方はターゲットに正対した状態で本体の専用ボタンを長押しするだけでセット完了です。その後アドレスして、目標に対して正しく(垂直に)構えられた時点で音もしくはバイブで知らせてくれます。
例えば打ち下ろしのホールで、先が見えない場合など、フェアウェイのブラッグをターゲットにして構えることが多いのですが、実際は目標に対して真っ直ぐ立てているか不安になると思います。そんな時に重宝する機能です。
私も生徒さんとラウンドレッスンをしますが、ほとんどの方が目標に対して正しくアドレスできていません。そういう意味でもこの機能でコースでの正しいアドレスを養う練習ができると思います。
自分の距離を養える「飛距離測定機能」
もちけん 2製品に共通の機能なのですが、ショットした時点で本体を長押しし、着弾地点でもう一度本体を長押しすることでショットの飛距離を測定してくれます。買い替えたばかりのクラブは実際にどのくらい距離が飛んでいるかなどが分からないと思うので、この機能を使うことで自分の距離の蓄積にもなるので便利です。
グリーンまでを正確に!「アクティブグリーン」機能
もちけん 『VC4 Aiming』についているもう一つの便利な機能が「アクティブグリーン」です。これは、今自分がいる位置からの正確なグリーンまでの距離を測ってくれるものです。ですので、例えばグリーン右に外してしまったり、セカンドショットを曲げて隣のホールからアプローチを打つ場合などにも重宝しそうです。
そういう意味でも 『VC4 Aiming』は曲げる人ほどお勧めだと思いますね(笑)。この機能は腕時計型のGPSでもついていない機種もあるので音声型にここまでの機能が付いているのは良いですね!
総括
もちけん 一見マーカーみたいな機械の中にこれだけの機能が詰まっていて、測定距離の精度も良く驚きました! 『VC4 Aiming』は機能満載でレッスン的な要素もあるので、男性やアスリートの女性などにおススメです。一方、『VC300A』はシンプルな機能なので初心者や女性に向いているのではないでしょうか。