スイングの「修正」「準備」「スキルアップ」ができる『ベスコンスイングバット』をもちけんが解説

スイングの「修正」「準備」「スキルアップ」ができる『ベスコンスイングバット』をもちけんが解説
ひさいスポーツから発売中のスイング練習器具『ベスコンスイングバット』がYouTubeなどで話題になっている。そこでゴルフユーチューバーで、インストラクターの「もちけん」こと剣持江里加さんに同製品の活用法を解説してもらった。

【動画】もちけんが『ベスコンスイングバット』活用法を徹底仮設

長さとカラバリも豊富なゴルフ専用スイングバット

もちけん ゴルフ用のスイングバットは色々なタイプが出ていますが、ひさいスポーツの『ベスコンスイングバット』はまず長さが31インチ(79cm)、32インチ(82cm)、36インチ(91cm)、38インチ(97cm)と4種類あり、長さ別にカラーバリエーションが12色と豊富で驚きました。

38インチで使用法を解説

もちけん 今回は38インチのタイプを使って使い方を解説したいと思います。このバットは内部に特殊なパーツが入っていて、振ると中で音が「カチッ」と鳴る構造になっています。 構え方は通常のクラブと同じようにグリップのゴルフプライドのロゴが自分の正面に来るようにかつ、バットに空いている穴が両サイドに来るようにして構えます。 その後、通常通りバックスイングしますが、重要なのはトップで一度静止することです。しっかり静止できると「カチッ」という音が鳴ります。一度止まる理由としてはトップの位置を確立させることと、クラブの重みを感じること、そして打ち急ぎの防止というスイングに重要な3点を体に覚えこませるためです。 トップで「カチッ」という音を聞いた後にスイングしますが、この時に左足の前で音が鳴るように心がけてください。 アマチュアゴルファーの大半の方が、ボールを打ちたいがために、ダウンスイングで手首をほどいてしまいます。このような手を使ったスイングをしている方はプッシュアウトスライスが頻発します。『ベスコンスイングバット』を振るとおそらく右足の前で音が鳴ってしまうと思います。ですので、音を左足前で鳴らす癖をつけてもらうことで自然なタメができますし、アイアンで言うとハンドファーストのインパクトにも繋がります。 そしてフィニッシュの後にバットを自分の前に持ってくることでもう一度「カチッ」と鳴ります。この動作をすることでバランスの取れたスイングが身に着きます。 実際に試してみると、ダフリ・トップの軽減から飛距離アップまでのレールがしっかり敷かれた練習器具だと実感します。

短い32インチを使う利点

もちけん 次に短めの32インチを使いたいと思います。色が可愛いので女性用と思われがちですが、実は短いタイプを使用することで男性にもメリットがあります。 短いので室内でも使えることと、手首の返しがしやすいんですね。ですので、インパクトの時に手が左足の前に出過ぎてしまう方には、体の真ん中で意図的に手首を返して、それを補正する練習方法ができると思います。

連続素振りで飛距離アップ

もちけん もう一つの活用法としては38インチのタイプを使った連続素振りがお勧めです。クラブで連続素振りをしている方を見かけますが、やっている内にいつの間にか八の字のようなスイングになってしまったり、バランスが悪いため途中でよろけてしまったりすることがあります。 一方、『ベスコンスイングバット』は重量があるので、悪い癖を見つけ出すのに効果的ですし、スイングを体に覚えこませやすいという効果もあります。もちろんラウンド前の準備運動や、ヘッドスピードや飛距離アップなどのフィジカルトレーニングにも使えそうです。連続素振りをすると「カチッ」という音は鳴りませんが、代わりにバットの両サイドに空いた穴から風が抜ける「ヒュッ」という音が鳴るので正しいスイングも確認できます。 実験として、通常のドライバーショットの後に、『ベスコンスイングバット』の連続素振りを10回やって、もう一度ドライバーショットをしたところ、クラブがすごく軽く感じました。 [caption id="attachment_77246" align="alignnone" width="788"] 使用前[/caption] [caption id="attachment_77247" align="alignnone" width="788"] 使用後[/caption] 実際飛距離を比べたところ、ヘッドスピードが落ちたにも関わらず、飛距離アップしていました。程良く力が抜けたスイングになり、ミート率も1.51出ましたので、効率の良いショットが打てたのではないでしょうか。軽く振れるって良いですね(笑)。 今回色々な活用方法を解説しましたが、『ベスコンスイングバット』はスイングの修正や、本番前の準備、そしてスキルアップまで様々な活用法があります。ここまで用途が多いバットはなかなかないんじゃないかと思いました。