オウンネームで自分だけの1台に! ボイスキャディ史上最軽量&最小の高機能レーザー距離計『Laser FIT』を試してみた

オウンネームで自分だけの1台に!  ボイスキャディ史上最軽量&最小の高機能レーザー距離計『Laser FIT』を試してみた
桑木野 昨今のレーザー距離計測器の新製品は、わかりやすい傾向が見て取れる。「軽量、コンパクト」。より軽く、小さくなったことを最大の訴求ポイントにする傾向が急加速している。レーザー距離計が、一般ゴルファーに浸透してきたことも一つの要因として考えられる。女性ゴルファーの使用者も増えている印象だ。 洗練されたデザインと高機能で女子プロツアーで人気の「VOICE CADDIE」(ボイスキャディ)からも「軽量、コンパクト」の新製品『Laser FIT』が発売になったので、早速デモ機を拝借し、テストしてみた。

【動画】くわっきーが『Laser FIT』をゴルフ場でテスト

ボイスキャディ史上最軽量

桑木野 小さくなってもスタイリッシュなボディは健在だった。少しシャンパンゴールドがかったシルバーと白の組み合わせは上品な雰囲気。筆者の小さな手にすっぽりと収まるコンパクトサイズ(幅37.6x縦56.2x横86.2mm)で、下部に向かって細くなっているから、より手の収まりがいい。重さは116gという。これまで筆者なりの「軽量モデル」の定義が150g以下だったので驚くほどに軽い。メーカーの資料にはゴルフボール3個より軽いと謳っていた。ボール1個の重さは1.62オンス(45.93g)以下だから、1スリーブ(3個)の箱を持った時と同じ重量感と想像して欲しい。それがクレジットカードと同程度のサイズに、最新の機能を凝縮させているのだから新製品の素晴らしさは想像に難くない。ラウンドが楽しみだ。  

最速0.1秒の世界

[caption id="attachment_81297" align="aligncenter" width="1000"] 最速0.1秒の世界[/caption] 桑木野 千葉セントラルゴルフクラブCコース1番、バックティから394ヤード、PAR4。打ち下ろしのほぼ真っ直ぐなホール。1打目の落下地点付近は左右のバンカーが気になる。左ポケットから「Laser FIT」を取り出す。付属品として専用ケースは付いているが、軽量コンパクトなのでポケットに入れてもさほど気にならない。この方がスムーズにプレーできるから筆者好みだ。 左バンカーの奥に狙いを定め、手前のボタンを押す。黒文字で197ヤードの表記。マイナス12度の傾斜を加味した距離だ。今度は、手前のボタンを押しながら奥のボタンを押す。すると線と文字が赤に変わった。さらにもう1度奥のボタンを押すと赤の線と文字が太くなった。赤黒の2色で3段階。その日の曇天には赤の太線、太文字が見やすかった。夏に向けて日差しがきつくなり赤文字が見にくくなったら黒に切り替えればいい。瞬時に色替えができる機能はラウンド中に使い勝手が良さそうだ 右のバンカー手前に照射すると赤の太字で232ヤードの表記。ボタンを押してからの反応が速い。測距速度は約0.1秒だという。数年前に約0.3秒が主流になった時、ノンストレスで十分すぎる速さだと感じていた。これ以上の数値競争はいらないだろうと思っていた。それが実際に約0.1秒の世界を経験すると後戻りできない。過去の製品で計測するとストレスを感じてしまうのだ。 ティーイングエリアからは強烈なアゲインストの風。右のバンカーまで届かないだろうと想定し、左サイドはダメ、ミスしても右サイドとインプットし、フェアウェイのセンターを狙ってティーショットに臨んだ。正確な事前情報を得て安心して振り抜け、低いストレート弾道でフェアウェイセンターに飛んで行った。

3点間距離計測の使い道

桑木野 コンパクトボディに内蔵された新しい性能の一つに「Ball to Pin」という機能がある。いわゆる3点間距離が計測できるのだ。2打目がまさに「あると便利」な機能のシチュエーションだった。 カート道は左サイド、筆者のフェアウェイセンターのボールの手前に同伴者のボール。左にはバンカーもあり同伴者が打ち終わるまで2打地点に移動できない。自然と時間のロスが生まれる。 カートを降り、右側に立つ。『Laser FIT』の奥のボタンを押す。ファインダーの上部にボールマークと矢印、Pのマークが現れる。「Ball to Pin」の測定モードになった。まず30ヤード以上先のフェアウェイにある筆者のボールを狙い、手前のボタンを押す。次にグリーンのピンフラッグを狙う。確実に捉えるため、手前のボタンを長押ししてピンをキャッチする「ピントレーサー機能」を使ってもいい。筆者のボールからピンまで「176ヤード」と表記された。 試しにカート横からピンまでの直線距離を「ピントレーサー機能」を使って測ったら207ヤードだった。200ヤードを超える距離でもブルッと震えて、ファインダーの左右に波線が表記されて計測完了を教えてくれた。カートの後ろに回り、5番と6番アイアンを手に取って同伴者が打ち終えるのを待った。待ち時間でショットの準備ができる。「Play Fast」につながる機能だ。使い方のコツを掴めばすごく便利だと思う。妻とのツーサムラウンドに威力を発揮しそうだ。初心者をサポートしながらのラウンドでも良さそう。レッスンプロが持っていたら便利だろうなと想像が膨らむ。 同伴者が打ち終え、ボール位置に移動し、「ピントレーサー機能」で正確に計測した。174ヤード誤差は2ヤード。使用目的を考えると許容範囲。面白い機能が新たに内蔵されたことを実感した。

置き忘れ防止になる名入れ

[caption id="attachment_81300" align="aligncenter" width="1000"] 置き忘れ防止になる名入れ[/caption] 桑木野 価格は本体価格2万9700円。充電方式は昨今では基準となったTYPE―C。5色カラーとフォントを選べるオウンネームが無料サービス(ひさいスポーツ限定)でついてくる。スタイリッシュさが特徴で、所有感の高いボイスキャディらしくて好印象。ギフト需要もありそうだが、ラウンド中に2回もコースに忘れたことのある筆者には純粋にありがたい特典だ。 お問い合わせ:ひさいスポーツ ☎059-255-8106  https://www.hisaisports.com