スーパーストロークが大きく進化している。それを具現化したのが『ZENERGY』(ゼナジー) シリーズ。

フラットな正面に丸型の「TOUR」、五角形の「FLATSO」、そしてピストル形状の「PISTOL」がラインアップし、サイズ、カラー展開も豊富だ。
今回は永井延宏プロがそれらを代表して『TOUR2.0』装着パターをテックポートを変えながらテスト。その実力を検証した。
さらに、『ゼナジー』合計10種類(モデル、サイズ別)のグリップに対して、永井延宏プロがワンコメでヘッド、ゴルファーとの相性などを説明する。
まずは動画で
バランスポイントを変えて手元の緩みを解消できる
テックポート25g装着で試打検証

振り心地が変わりますね。少しだけ重心が体に近づいた感があります。手元を止めて体の動きでストロークをしていくといった動きと相性が良いですね。自然に振りが小さくなっていきます。
テックポート50g装着で試打検証

50gを装着すると、確実にクラブの総重量はアップしているにも関わらずヘッドを軽く感じますね。それがいわゆるバランスポイントが手元に来て、手元が静かに動かせそうなので、高速グリーンなどでデリケートなタッチを出すのに合いそうな感じがしますね。
テックポート75g装着で試打検証

75gの「テックポート」になると、それ自体に長さがありますので、右手で握るところまでウエイトが入ってきている感じです。そうなると左右のグリップの中にウエイトがあるという感覚で、それを動かしている感覚。ショートパッドで手元が流れない。
三つの形状~モデル・サイズ別評価~
フロントがフラットの円筒型で、握りやすく方向が出しやすい「TOUR」シリーズは、Tour 1.0、Tour 2.0、Tour 3.0、そしてTour 5.0の4つのサイズ展開で、エンハンストスパイン™テクノロジーと新しいマルチゾーンテクスチャリングを組み合わせたツアーシリーズ。

TOUR1.0 ブレードパターなど、シャープなパターとの相性GOOD。
TOUR2.0 相性の良いヘッドは、ずばりネオマレットです。
TOUR3.0 ノーテーパー感が強くなり、機械的にストロークしたいゴルファーへ。
TOUR5.0 手元側の重量だけでも結構感じるので、大型マレットにはオススメ。
独特の五角形「Flatso」形状は、5つのエッジを備えた幅広でフラットなフロント形状で方向が出しやすいモデル。

FLATSO1.0 自然とアドレスの腕の形が5角形になり、フラット面を意識してストロークするから、フェースバランス、センターシャフトのパターに相性抜群。
FLATSO2.0 五角形をリアルに感じ、より下から支える感じで、デリケートな高速グリーン向け。
FLATSO3.0 五角形というよりボックス型。丸型を感じるようなデザインのパターと合わせるとイメージが出しやすい。
オーソドックスなピストル形状を現代風にアレンジし、左手(バットエンド側)が、ピストル形状でしっかりと握ることができ、右手(チップ側)はノーテーパーテクノロジーにより余計な動きを抑制。

PISTOL TOUR ピストル型は左手の下から持つような添え手部分が特徴。重心距離の長いL字パターなどと相性が良い。
PISTOL1.0 グリップ側面の平行感と下から左手を添える感じは、クローグリップのゴルファー向け。
PISTOL2.0 左手にグリップがスッポリ入り、手がロックされる感覚。パター、ゴルファーを選ばないマルチなグリップ。
スーパーストローク 4つのテクノロジー
ノーテーパー テクノロジー
スーパーストロークの特許技術である「ノーテーパー テクノロジー」は、バットエンドとチップエンドの幅がほぼ一定で、テーパーしていない(先細りしていない)形状。この形状より、手首の余計なローテーションや動きを抑え、パターストロークを安定。
テックポート

グリップにウエイトを装着してカウンターバランスの効果を得たり、自分好みの重量に変えられる「テックポート」が多くのモデルに採用。
新スパインテクノロジー

グリップの下側に沿って改善されたエンボス加工されたリッジを持ち、インパクト時にフェースを固定するのが容易になるように設計。
新マルチゾーンレイヤー

グリップの側面はソフトなポリウレタン製アウターレイヤーからのフィードバックと快適性を最適化するために、高感度エリアにテクスチャーを意図的に配置したデザイン。
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