捕まりを抑えてもスピンと打ち出しを確保 KBSの新たな代表作『KBS TOUR V-X』

捕まりを抑えてもスピンと打ち出しを確保 KBSの新たな代表作『KBS TOUR V-X』
KBSシャフトを展開するFST JAPANは10月5日、第三の代表作と位置づける『KBS TOUR V-X』を発売する。「KBS TOUR」より手元側の剛性を抑え、切り返しでしなりを感じやすい一方、全体は高剛性設計でインパクト時のブレや歪みを抑制。方向安定性と飛距離性能を追求した。重量は90〜130gまで5g刻みの9種類。今回は男子ACNツアーで活躍する田中雄貴プロが95gと120gを「KBS TOUR」と比較試打し、その性能を検証する。

KBSにはなかったイイ所取りが実現! まずは動画で

KBS TOUR 試打インプレッション(120g)

[caption id="attachment_95007" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR 120[/caption] 田中プロ やっぱりKBSの代表作なので、KBSらしさが詰まっています。しなりと硬さのバランスが良く、打ち出し角が高く、スピンも入りやすい。グリーンやピンを直接狙っていけるシャフトだと思います。 右に少し打ち出しても、そのまま右へ逃げず、ある程度つかまってくれる。そういう意味でも、とても扱いやすいシャフトです。 [caption id="attachment_94995" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR(120g)試打データ[/caption]

KBS TOUR V-X 試打インプレッション(120g)

[caption id="attachment_94997" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR V-X 120[/caption] 田中プロ 構えた時から「KBS TOUR」との違いを感じます。手元から中間あたりが少し太く、ステップの高さも違う。打つと手元側が「KBS TOUR」より少し緩い感じがあります。 打ち出しは「KBS TOUR」とほぼ同じですが、着弾は少し右。スピン量や打ち出し角も低めで、ロースピン寄りです。手元が緩いぶん少し遅れてくる感覚がありながら、中盤からKBSらしく戻ってくる。右に打ち出せても、すっぽ抜けない。力を入れても左を怖がらずに振れます。 左へのミスやチーピンを気にする人には合うと思います。ただ、120gは、どちらかというとハードヒッター向けです。 [caption id="attachment_94998" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR V-X(120g)試打データ[/caption]

KBS TOUR LITE 試打インプレッション(95g)

[caption id="attachment_95011" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR LITE 95[/caption] 田中プロ 「KBS TOUR」がそのまま軽くなったような感じです。計測ではヘッドスピードが約35.6m/sで、120gの時より約4落ちても、打ち出し角に大きな差がなく、それなりにスピンも入っています。 これだけヘッドスピードが変わっても高さを出せるのは、アマチュアにとって大きな強み。軽量でも「KBS TOUR」らしい特性はそのままで、扱いやすいと感じました。 [caption id="attachment_95000" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR LITE(95g)試打データ[/caption]

KBS TOUR V-X 試打インプレッション(95g)

[caption id="attachment_95002" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR V-X 95[/caption] 田中プロ 高重量帯の『KBS TOUR V-X 120g』ほど硬さを感じず、ある程度つかまってくれます。戻り方も「KBS TOUR LITE 95g」に近く、少し捕まりやすい。ただ、打ち出し角とスピン量は「KBS TOUR LITE 95g」より若干低く、そこは『KBS TOUR V-X』に共通する特徴です。 特に感じたのはボールの強さです。打ち出しの高さを確保しながら吹き上がらず、前へ強く飛ぶ。比較では着地角にも約3度の差が出ていて、キャリーが伸びているので、飛ぶシャフトだと感じました。 手元側が少し緩く、タイミングは「KBS TOUR」と若干違いますが、引っ掛けが多い人なら安心して振れると思います。しっかり捕まりながら、捕まりすぎない。弾道も十分高く、従来のロースピン系より扱いやすい。95gならアベレージゴルファーにも幅広く合うと思います。 [caption id="attachment_95005" align="alignnone" width="788"] KBS TOUR V-X(95g)試打データ[/caption]

総評

田中プロ 『KBS TOUR V-X』を一言で言えば、KBSの第三の代表作になるモデルだと思います。「KBS TOUR」とも「C-TAPER」とも違う、今までにないシャフトです。 ボールを捕まえすぎたくないけれど、スピン量は入れたい。高さを出してグリーンで止めたい。そんなゴルファーには“いいとこ取り”だと思います。 僕自身、飛距離が出るぶん、捕まりを抑えるとスピンが減り、タフなグリーンでは短い番手でも止まりづらいことがありました。『KBS TOUR V-X』は積極的に振っても左へ行きにくく、スピンも入り、打ち出しも高い。まさに欲しかったものです。 90gから130gまで幅広い重量があるので、自分に合う一本も見つけやすい。僕自身、後半戦から投入したいと思うくらい、いいシャフトです!