“スマホ×AI”  究極のハイブリッド型距離計『R2G MATE X』をくわっきー&まこめろが徹底検証

“スマホ×AI”  究極のハイブリッド型距離計『R2G MATE X』をくわっきー&まこめろが徹底検証
R2GPEOPLE JAPANは9月、AIを活用したスマホ融合型のレーザー距離計『R2G MATE X』を発売した。そこで距離計マイスター「くわっきー」こと桑木野洋二氏と、ゴルフタレントとして活躍中の「まこめろ」こと泉茉子さんが同製品をゴルフ場でテスト。その使用感を徹底解説する。

まずは動画で

くわっきーとまこめろが『R2G MATE X』をコースでテストしながらプレー。まずは動画で観てもらいたい!

スマホを活用する革新性

桑木野 私たちが、もはや生きていくうえで欠かせないスマホ。その背面に装着するとハイブリッドの距離計になる画期的な製品が、9月に発売開始となった。 『R2G MATE X』。世界初のスマホ融合型レーザー距離計である。昨年のゴルフフェアで参考出品されていたのを見て感動した、あの機種がついに発売されるのだ。待ち焦がれていた。 以前から距離計の二刀流推奨派の筆者は、早い段階でレーザーにGPSを組み込んでハイブリッド型を作れば良いのにと話していた。その想像を軽々と超越する「R2G」の画期的な発想に感銘を受けていたのだ。 当時は人気の女子プロ、イ・ボミ選手を前面に出した「R2G」の印象だったが、韓国のこの会社、実はとんでもなく凄い開発力をもった会社なのではないかと思った記憶が甦る。

社長自ら開発を牽引する

R2G PEOPLE MATE X 先日、GEWの動画撮影の機会があり、担当者の話を聞くことができた。なんと社長自身が開発者だという。「市場にない画期的な製品を出すこと」が開発思想の技術集団のようだ。 彼らの斬新なアイデアから生まれた『R2G MATE X』の本体は、約60×60×23㎜の超コンパクトサイズ。近年、レーザー距離計のコンパクト化は加速しているが、それでも長辺は100㎜前後。これまで60㎜は聞いたことがない。重さもわずか63g。とにかく小さい。これが距離計なのかと疑ってしまう。 ただ、単独で使用するものではなく、スマホ本体に装着することで画期的なハイブリッド距離計に変身するので単純比較は難しい。スマホの大きな画面に映し出されるGPS距離計の役割のコースレイアウト。その上にはレーザー距離計の役割の画像。目標物に照射して距離を測ることが出来る。まさに究極のハイブリッド型距離計と言えそうだ。 この斬新な製品のアイデアは、元々、大手スマホメーカーのカメラ開発を手掛けてきた「R2G」ならではの着眼点である。レーザー距離計を使用するにあたって、手ぶれを抑えることは大切な課題だ。測距の正確性、スピードに影響してくる。これまで数社の担当者から「手ぶれ補正機能は有用だけど製造コストが格段に跳ね上がってしまう」というジレンマを聞いたことがある。それならば、と最新スマホカメラにほぼ内蔵されている手ぶれ補正機能を活用しようと製品化したのが同製品なのである。 スマホから手に入れられる情報は莫大だ。リアルタイムの天候や音声を活用した副産物の機能も織り込める。スマホを活用するアイデアは実に面白いと思う。担当者の「スマホが新しければ新しいほど、精度が上がります」という言葉が強く印象に残った。最近スマホを最新機種に買い替えて良かった。

スマホの大型画面は魅力的

[caption id="attachment_94969" align="alignnone" width="788"]R2G PEOPLE MATE X その日のピン位置を設定可能[/caption] 実際にコースで試してみた。スタート前にアプリをダウンロードし連動させると、GPS距離計のコースデータが手に入る。世界中の4万3000以上のコースに対応している。また、レーザー距離計として正確に距離を測定するため、事前にキャリブレーションが必須だ。一度行っておけば、機種変更しない限りやる必要はない。 千葉セントラルGC、Bコース1番、377ヤード、PAR4。事前にベルトを通して腰に装着した専用ポーチは、スマホサイズに合わせて横長で大きく感じたが、着用してみると全く気にならない。左手を後ろに回しスマホを取り出す。専用マグネットリングで背面に『R2G MATE X』を装着済みだ。 普段通りに左手で縦向きにスマホを持つ。大きな画面いっぱいにコースレイアウトが表示される。見やすい。コース図の左側には3つの距離表示。上からグリーン奥、センター、手前までの距離だ。GPS距離計ならではの数字で、マネジメントに役立つデータである。右側にはグリーンの形状。赤から黄、緑、青と傾斜までひと目で分かる。さらに上部には直線距離と高低差を加味した推奨距離の表示。リアルタイムの風向きと風速も表示されている。 [caption id="attachment_94970" align="alignnone" width="788"]R2G PEOPLE MATE X 左:ピン方向を教えてくれる「エイミングガイドライン」[/caption] ブラインドになった時にピン方向を教えてくれる「エイミングガイドライン」も重宝する。これらが一つの画面で一気に見られるのだから大きな画面は良い。やはりスマホの恩恵は計り知れない。

距離計の二刀流の理想形

続いてカメラ起動のボタンをタッチする。レーザー距離計のファインダーを覗いたような画像が上部に表示された。横長の長方形なので見やすい。従来のハイブリッド型距離計は、レーザー距離計のボディにGPS距離計の画像を取り込んだものだった。しかし『R2G MATE X』はGPS距離計がメインなのだ。それをレーザー距離計の機能が補完する。筆者が推奨する二刀流の使い方をまさに1台で具現化した理想形だと感じる。 R2G PEOPLE MATE X ショット後、アプリ内の「ショットボタン」を押すと打数が自動入力され、各ショットの飛距離や履歴、パーオン率などのデータを後で確認できる。ラウンドを振り返る際に便利だ。もちろんアプリ上でスコアを自分で入力することもできる。 2打目地点。レーザー距離計画像の中心付近にピンフラッグを映し出すと瞬時に「MATE AI」がピンを捉え、残り距離を教えてくれる。速い。何も押していない。 GPS距離計で得たフロントエッジまでの距離とレーザー距離計で得たピンまでの距離をインプット。グリーンのギリギリに落としてコロコロとイメージが膨らむ。グリーンの傾斜情報も加味して、キャリーでグリーンに届く番手のアイアンを選んだ。 やはり理想形だ。一つの大きな画面で全ての情報が一気に手に入る。AIのディープラーニング機能により、時間が経つほど、ピン認識・測定の精度がさらに向上する。「PLAY FAST」につながりそうだ。 本体価格は3万5000円。アプリを通して随時アップロードできるから最新の状態でいられる。筆者のようにスマホを定期的に機種変更していれば常に最新だ。 [caption id="attachment_94971" align="alignnone" width="788"]R2G PEOPLE MATE X ラウンドのデータを蓄積して後から復習可能[/caption] また、実際に使用して改善要望があれば、アプリを通してR2Gに直接伝えることができ、検証して反映することも可能だ。コースの追加要望も受け付けるという。今どきのスピード感のある仕組みだ。 本体カバーの色は、現状はグレー。今後いろいろな色を発売予定という。企業とタイアップした限定カラーが出てきたら面白いと思う。 『R2G MATE X』は既存の枠を超えた革新的な製品である。レーザー距離計とGPS距離計のそれぞれの得意、不得意を上手に活用したハイブリッド型の発想を「スマホの力を借りる」という画期的なアイデアで、さらに発展させた第4の距離計。まもなく多くのゴルファーの手に渡ると思うとわくわくする。 ゴルフプレーの画に新しいシーンが生まれる。どのような反応があるのだろうか。若手ゴルファーの必需品になるだろうか。いつか街なかの携帯ショップの店頭に、ゴルフの距離計が並ぶ日が来るかもしれない。業界を超えた発展の可能性も秘めた『R2G MATE X』の今後が楽しみだ。

まこめろインプレッション

R2G PEOPLE MATE X まこめろ 私は普段のラウンドでもスマホで動画を撮ったり、スコアをつけたりするので、スマホがそのまま距離計になるというのはとても便利だと思いました。 実際に使ってみましたが、予めドライバーの飛距離をアプリに入れておくことで、コースレイアウト上に赤線で着弾点を示してくれます。ちょうど200ヤード地点の左サイドにバンカーがあるという情報が一目で分かり、マネジメントに役立ちました。 レーザー距離計も使ってみましたが、「MATE AI」機能で瞬時にフェアウェイ中央240ヤード付近のIPフラッグを測定してくれました。どうやら旗の形状であればピンフラッグ以外もAIが自動認識してくれるようです。すごく賢いと思いました! それにスマホの大きな画面なのでフラッグも探しやすく当てやすい! R2G PEOPLE MATE X ただ、正直言うと本当に正しいのか疑問を持っていたので別のレーザー距離計でも測ったところ誤差2ヤード。本当に正確で驚きました! フラッグ以外の場所を測る時は画面の測定ボタンをタップするのですが、便利なのは声で測定できる機能もある点です(※日本語の音声認識は、後日アップデートの予定)。女性は右手にグローブをする人が多いのでこの機能は女性目線で助かります。 正直最初はスマホに付けられる距離計と聞いて『?』でしたが、実際に使ってみてスコアアップ間違いなしのアイテムですし、もはや距離計とは言えないくらいハイテクだと思いました。一度『R2G MATE X』を買ってしまえばその後は新機能の追加もアプリのアップデートで完了するため、距離計を買い替える必要がない。是非多くのゴルファーに使ってみてほしいですね。