日本プロゴルフ協会会員の金井清一氏が逝去
日本プロゴルフ協会(PGA)の会員で、プロゴルファーの金井清一氏が、2022年11月30日誤嚥性肺炎ため川崎市内の病院で死去した。82歳だった。
通夜、告別式は家族葬で執り行われた。
金井氏は新潟県出身。東京・秋葉原の電器店で働いていた時に覚えたゴルフにのめり込み、やがてプロを目指す。独学で腕を上げ、1965年にプロテストに合格した。
初優勝は1972年の日本プロ。尾崎将司との激しい優勝争いの末に手にしたものだった。1976年には4人のプレーオフを制して2度目の日本プロ制覇。その後、関東オープンや関東プロといったビッグタイトルを手中にし、“公式戦男”の異名を取った。
1977年にはワールドカップ代表に初選出され、個人4位と健闘。団体でも島田幸作とのペアで4位に入っている。シニア入りしてから存在感をさらに増し、日本シニアオープンでは大会が創設された1991年から3連覇を達成。日本プロシニアも2度制するなどシニアツアーで歴代2位となる通算17勝を挙げ、賞金王には1993年からの4年連続を含む歴代最多の5回輝いていた。
2017年第6回日本プロゴルフ殿堂入り。
謹んでご冥福をお祈りいたします。