1. ダンロップ増収減益、中長期では北米立て直しが急務

ダンロップ増収減益、中長期では北米立て直しが急務

決算発表
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同社によれば、売上高は前年同期比10%増の約781億円と4期連続の増収を記録したが、営業利益(前年同期比29%減の約15億円)、経常利益(同41%減の約18億円)は円安による仕入れコスト高が影響して減益となった。また、純利益は米クリーブランドゴルフ社の「のれん」を一括償却したことにより、約36億円の当期純損失となった。

ゴルフ事業における内訳は、「ゴルフクラブ」が前年同期比5%増の363億円、「ゴルフボール」が同3%増の149億円、用品その他が同2%減の77億円。総計では同4%増の589億円を記録した。同社によれば、「年間を通じて、国内の『ゼクシオ』クラブが好調だった」ことが前年からのプラス成長の大きな要因というが、一方、世界最大の北米市場は、為替の影響を除けば、前年比17億円減の75億円と厳しい結果になった。

米市場での業績不振は、『スリクソン』、『クリーブランドゴルフ』が計画を大きく下回ったことが要因。そこで米国の立て直しが急務だが、同社は3月1日付けの人事で、執行役員(海外企画部長)の安本素之氏を米ロジャークリーブランドゴルフのCEOに抜擢、従来の営業・商品戦略を見直していくという。

「北米では過去数年、『クリーブランドゴルフ』をウエッジやパターといったショートレンジ向け製品のブランドに限定、その分、『スリクソン』を中価格帯のアスリートモデルに据えてきました。ただ、『スリクソン』はボールでは確実にシェアを伸ばしているものの、クラブでは思ったような結果が出ていません。そこで今後は、クリーブランドの再強化を図る中で、地域によってはウエッジやパターに限定せず、クラブ全般の販売にも注力していくことを考えています」(木滑和生社長)

同社は、『クリーブランドゴルフ』の欧米でのブランド力の強さを再確認、同ブランドの北米クラブ事業における割合を30%程度まで引き上げていくことを明かした。さらに、市場性に合わせたヒット商品の創出や販売基盤の強化を図り、世界最大市場でのブランドプレゼンスを向上。それがグローバル戦略の成功には必要不可欠と位置づけ、強く推進していくという。

なお、各地域における中長期の取り組みは以下の通り。()内の売上高予想は為替影響を含む。

○日本国内:新規分野で事業拡大、収益力強化を目指す(2016年売上高予想:5億円減の521億円)。

○北米:販売体制整備、強化による積極的な事業展開を図る(同:6億円増の81億円)。

○アジア:韓国=『ゼクシオ』、『スリクソン』、『クリーブランドゴルフ』の3ブランド総合展開の強化を図る。東南アジア=ゴルフ新興国のさらなる開拓。中国=市場縮小に伴う事業規模の適正化を図る(同:増減なしの103億円)。

○欧州:有望市場での『スリクソン』ブランドの販売強化(同:6億円増の58億円)。

○豪州・南アフリカ:高い市場シェアを維持し安定的な経営を目指す(同:3億円減の22億円)。

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