今回のゲストは株式会社スポリーの
丸山和也社長である。体育会系学生の就職を支援するという人材紹介サービスからスタートした同社は、今では体育会系以外のあらゆる業界・職種のトップビジネスマンの転職支援まで手がけている。アスリート畑出身の社長がゴルフを始めるに至ったいきさつなどを伺った。
この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2018年8月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
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初ゴルフは大学のゴルフ授業
鹿島 まずは
丸山さんの初ゴルフについて聞かせてください。
丸山 大学時代に「ピンポン玉のような玉をゴルフクラブで打つ」という授業が数回あり、それが初めてのゴルフになります。
鹿島 ゴルフの授業ですか。アドレスやスイングなど一から習ったのですか?
丸山 その授業はスイングフォームなどの基本を習うわけではなく、ただ遊び感覚でボールを打つというものでした。
鹿島 その後、本格的にゴルフを始めたのは起業してからですよね。なにかきっかけが?
丸山 ゴルフにまったく興味がなかったのですが、ちょうど一年くらい前に同年代の経営者からゴルフクラブを一式貰ってしまい、始めることにしました。
鹿島 「貰った以上はやらねば、男が廃る」と言ったところでしょうか。
丸山 そうですね。貰っておいてやらないという選択肢は、私の中にはありませんでしたから(笑)
鹿島 さすが義理堅い! しかしなぜ、ゴルフに興味がないのに貰ったのですか?
丸山 はじめゴルフに誘って頂いた時は「あまり興味がないから」と断ったのですよ。ところが相手はちょうどゴルフクラブを買い換えるタイミングだったみたいで、「クラブ一式あげるからやりましょう」と誘って頂いたのです。
鹿島 三顧の礼をもって誘われたのですね。それは断りづらい。
丸山 おかげさまでゴルフを始めるいいきっかけとなりました。
柔道家、ゴルフボールを打つ
鹿島 ゴルフクラブを貰ってからは打ちっ放しなどで練習したのでしょうか?
丸山 一番はじめはシミュレーションゴルフでした。ゴルフクラブを頂いた方と二人で。
その時に「あれっ!当たらない!まっすぐ飛ばない!」と、ゴルフの洗礼を受けました。
鹿島 このままラウンドしたらマズいと思いましたか?
丸山 ええ。同年代の経営者には負けたくないと思い、神宮や葛西の練習場に足を運ぶようになりました。
鹿島 ゴルフは柔道と同じで、体幹が重要ですよね。柔道で実績を残した
丸山さんは自信があったのでは?
丸山 そうですね。ずっとアスリートの世界で生きてきたので自信はありました。柔道の前は野球をやっていてバッティングがよかったので、ゴルフもそこそこいけると思っていましたが、やればやるほどゴルフの奥深さが見えてきて、上級者との実力差を痛感したわけですよ。
ゴルフで深まる親交
鹿島 今はどれくらいのペースでゴルフに行かれるのですか?
丸山 月に2〜3回くらいです。年配の経営者から誘って頂くケースが多いですね。
鹿島 ゴルフを始めたことによって誘いがくるようになったのですか?
丸山 はい、SNSにゴルフの投稿をしたことがきっかけで、様々な方からゴルフに誘って頂けるようになりました。ラウンドの時に別の社長を紹介してもらうこともあり、交友関係が広がってます。
鹿島 丸山さんは人材紹介が事業の柱なので、優良企業の社長と知り合うことで仕事に直結するパターンも多そうですね。
丸山 おっしゃる通りです。上場企業の社長や大企業の顧問の方などとラウンドする機会にも恵まれているので、ゴルフには大変感謝しています。
会食だけでは聞けない裏話
鹿島 ゴルフはスポーツとしても面白いと思いますか?
丸山 ラウンドしてみて、純粋に競技として面白いと思いました。「さっきは手首曲げすぎて曲がったから今度は気をつけよう」といったように、修正しながらやるのが面白いですね。また、一緒に回った方々と過ごす時間が非常に有意義だと感じます。ゴルフは仕事の面でも尊敬できる方と回ることが多いので学べることも多いです。
さらにプラスアルファで、知らない方と時間を共有して話を出来るところも楽しいですね。
鹿島 普通に生活していたら交わることのないような立場の方と接する機会が多いのは、ゴルフならではですよね。
丸山 そう。社会的に結果を出されている方々と長時間話せる機会は本当に貴重ですね。事業のアドバイスを頂いたり、その方が経験してきた失敗談やそれに対するリスクヘッジを聞かせて頂いたりすることもあって、会食だけでは聞けない裏話ですよね。
鹿島 もともと人脈の広い
丸山さんから見てもゴルフは特別なのですね。
丸山 やっぱりゴルフの力は大きいと思いますので、生涯スポーツとして楽しんでいきたいですね。 そして、やるからには中途半端にやりたくないのでレッスンに通おうかなと考えています。
鹿島 自己流には限界を感じた?
丸山 インターネット動画やゴルフ雑誌を見て一通り自分でやってみたけど限界を感じました。当たり前の話ですが、ゴルフという歴史の長いスポーツを自己流でなんとかしようと思ったのが、そもそもの間違いでした(笑)
鹿島 丸山さんの体格なら300ヤード飛ばせるようになると思います。期待してます!
私のNEWギア速報
今回のゲストである
丸山さんが 最近購入したギアはナイキゴルフのVRS コバート 2.0の4番ユーティリティ。
「貰ったクラブセットには6番アイアンまでしかなく、次がドライバーだったのです。たしか4回目のラウンドの時に、みんながユーティリティを使って飛ばしているのを見て欲しくなり、ラウンド帰りにゴルフパートナーに寄って購入しました」と、
丸山さんは言う。
「今ではユーティリティを重宝しています!」と満足気に語る
丸山さんに、なぜゴルフクラブから撤退したナイキを選んだのかと理由を尋ねると、「えっ、ナイキ撤退したのですか? タイガーとか使ってませんでした?」と驚きの表情を見せた。
撤退してもなお選ばれる、ナイキブランドの求心力を感じた。
■プロフィール
鹿島永悟(EIGO KASHIMA)
WEBディレクションジャパン代表取締役。東証一部上場企業から弁護士法人に宗教法人まで幅広いクライアントを持つインターネット集客の専門家。2017年10月より、クラウド顧問コンサルティングにてインターネット戦略の顧問として参画。ゴルフは2017年2月19日にデビュー。ベストスコア101と目下奮闘中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
丸山和也(KAZUYA MARUYAMA)
株式会社スポリー代表取締役。1984年栃木県生まれ。東海大学柔道部→豪州代表コーチ→教員→上場企業勤務→起業。 数社の役員を歴任。現在、キャリア支援事業を中心に、機械メーカー役員、東京都レスリング連盟理事、Y.S.C.C.横浜フットサル ホームゲームイベントアドバイザー等、様々なフィールドで活躍中。ベストスコア110。