今回のゲストは株式会社メイクボディの岸本清彦社長である。インターネット業界出身ではあるが、美容エステやパーソナルトレーニングなどの店舗型の事業を中心に業績を伸ばす敏腕経営者だ。そんな岸本社長のゴルフのたしなみ方をうかがった。
この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2018年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
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練習は3日で4500発
鹿島 まずは
岸本さんのゴルフ歴からお聞かせください。
岸本 ゴルフは22歳の時に初めて行きました。新卒で入社した会社の付き合いで強制的に。
鹿島 楽天に入社する前ですか?
岸本 はい、楽天の前です。そこは平均年齢が60歳くらいの会社で、社員のほぼ全員がゴルフ愛好家。上司から「とりあえずゴルフに行くぞ!」と声をかけられ道具を一式もらったのです。
鹿島 絶対に断れないシチュエーションですね。
岸本 しかも上司から「1日1500球打て!」と言われたので3日間打ちました。
鹿島 3日坊主??
岸本 4日後にゴルフだったのです。スコアは148でした。
鹿島 3日漬けで148なら悪くない。
岸本 その奮闘が認められ、その後も年に2、3回はゴルフに誘われるようになりました。
楽天でゴルフをしたのは1度だけ
鹿島 楽天に入社してからはどれくらいの頻度でゴルフに?
岸本 1回だけ(笑)
鹿島 ゴルフをやる社風ではなかったのですか?
岸本 私の所属していた事業部はゴルフをやっている人がほとんどいませんでした。でも、GORA事業部ではゴルフが盛んでした。私もGORA事業部からの誘いでゴルフをしたのです。
鹿島 GORAの方々とコンペをしたのですか?
岸本 GORA事業と楽天市場事業の親睦会みたいな感じですね。両事業部の役員とマネージャーが集まってゴルフを楽しみました。
そのときは5年ぶりのゴルフだったので、スコアは168と散々でしたが。
鹿島 GORAの方々との実力差が激しかったのでは?
岸本 圧倒的な差がありました。役員の方はみんな上手だったのですが、楽天市場のマネージャーはとにかくポンコツで、200以上叩いた人も…(苦笑)楽天時代のゴルフは、それが最初で最後でした。
重鎮に気を遣わせたくない
岸本 ただ、起業してからは、先輩の経営者に誘って頂きゴルフに行く機会が増えましたね。
鹿島 先輩経営者とは仕事でも取引があったのですか?
岸本 直接取引はなかったのですが、先輩経営者の周りには有力な経営者が多く、ゴルフを通じて取引先になりそうな方々を紹介してもらっていました。
鹿島 仕事に繋がりましたか?
岸本 いえ。名だたる経営者の方々とゴルフで接点を持ち、プレゼンする機会を頂いたのですが、仕事には繋がりませんでした。自分の会社をある程度のフェーズまで成長させないと、名だたる経営者の方々とは取引ができないなと実感しました。
また、重鎮の方は意外と優しくしてくれるということが分かりましたね。
鹿島 重鎮になればなるほど周りへの気配りが出来ていますよね。
岸本 だから、ゴルフの実力が100切りできるようになるまでは重鎮の方とゴルフに行ったらダメだなと思いました。下手すぎると逆に気を遣わせてしまうので。
鹿島 また一緒に行きましょうと言って貰えるのが理想ですよね。
岸本 そうですね。そのために最低限の実力は必要です。
鹿島 ちなみに今の腕前は?
岸本 起業した頃はスコア120前後だったのですが、今は100から110くらいになりました。同世代の経営者仲間と毎月ゴルフに行くのですけど、みんな少しずつ成長していますね。
鹿島 スコアがアップした理由は?
岸本 一番の理由はコースマネジメントです。スーパーショットを狙うのを止めたらスコアが縮まりましたから。林の中に入れた時に狭い隙間からグリーンを狙うのを我慢して、横に出すようになりました。
池ポチャ10連続
鹿島 コースマネジメントを意識するきっかけがあったのですか?
岸本 福岡にあるミッションバレーゴルフクラブで、池に10回連続で入れたことがあるのですよ。
その時にスコアを崩してコースマネジメントを意識するようになりました。
鹿島 ボール足りなくなりますよね?
岸本 そう、みんなにボール借りて打ちましたが、1ホールで20打以上打ちましたよ。それでコースマネジメントの大切さを実感したのです。最近はスコアを狙いにいってるので、マネジメントは特に大事ですね。
鹿島 これまでのベストスコアは?
岸本 102です。最終ホールで9叩いて100切り出来ませんでした。びびって5パットしちゃいました。
鹿島 5パットもゴルフの醍醐味ですね(笑)
岸本 楽しくゴルフをやるのが私のモットーなので、5パットや池ポチャでみんなが盛り上がってくれるのならそれでOK!
鹿島 岸本さんらしいです。これからもゴルフをエンジョイしてください。
私のNEWギア速報
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DIVINE BLOW(ディバインブロウ)のロングアイアン「DB-IU」[/caption]
今回のゲストである岸本さんは、タイトリストが好きでマッスルバック型のアイアンを愛用しているという。
「初めて買ったのがタイトリストのマッスルバック。かっこいいからずっと愛用しています」と、岸本さんは言う。
しかし、長いアイアンが上手く打てないということで新橋にある工房に行き、シャフトを変更したのだという。
「職人の方に言われるがままシャフトを交換したら、めっちゃ打ちやすくなって飛距離も10〜20ヤードくらい伸びました! そこで薦められたユーティリティを購入したらミスショットが激減してスコアアップに繋がった!」と岸本さんは目を輝かせて語った。
岸本さんの購入したギア:DIVINE BLOW(ディバインブロウ)のロングアイアン「DB-IU」
■プロフィール
鹿島永悟(EIGO KASHIMA)
WEBディレクションジャパン代表取締役。東証一部上場企業から弁護士法人に宗教法人まで幅広いクライアントを持つインターネット集客の専門家。2017年10月より、クラウド顧問コンサルティングにてインターネット戦略の顧問として参画。ゴルフは2017年2月19日にデビュー。ベストスコア101と目下奮闘中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
岸本清彦
(KIYOHIKO KISHIMOTO)
株式会社メイクボディ代表取締役。1982年1月生まれ、香川県出身。楽天株式会社楽天市場事業マネージャーを経て、ヘッドハンティングを受け某IT会社の事業部立ち上げ後、独立。2011年10月、WEBコンサルティングを展開する株式会社ByThinkを設立。2016年7月、株式会社メイクボディ設立。未来のアスリート育成事業及び、サロン「AQUMINA」、パーソナルトレーニング事業「メイクボディラボ」を展開している。ベストスコアは102。