ヨネックス、「今期のゴルフは24・0%増を目指します」
セグメント別にみると、同社の屋台骨であるバドミントン用品の売上高は166億800万円(前期比4・0%増)、テニス用品が53億500万円(同5・0%増)で、ゴルフ用品は27億8400万円(同7・7%減)。ゴルフ用品減益の理由としては、震災の影響、安売り競争の激化、シニア層ゴルファー向けクラブの不調などを挙げた。
同社は今期の見通しについて、需要の回復ペースは緩やかなものに留まり、当面は厳しい市場環境が続くものと予想しながらも、売上高390億円(前期比4・0%増)、営業利益15億円(同21・2%増)、経常利益15億6000万円(同10・7%)、当期純利益7億6000万円(同30・3%増)と予測。特筆はセグメント別にみたゴルフ用品で、前期比24・0%増と予測。米山勉社長は、
「具体的には、ウエアやジュニアクラブが好評なことに加え、先頃投入した『ロイヤルイーゾーン』、『イーゾンSD』の好調な滑り出し、シャフトメーカー確立への手応えなどが挙げられます。また、『EZONE』2代目モデルを年内に投入する予定です。このような理由からの24・0%増です」
と強気のコメントを残した。