深堀プロ、『NEW レガシー』に手応えアリ!

深堀プロ、『NEW レガシー』に手応えアリ!
  7月から発売されるドライバーを一足先にテストした深堀プロは、「実に手応えがあった」と前置きし、テストした感想を次のように語った。「中日クラウンズの練習日に初めてテストしましたが、自分が狙ったところよりもかなり先まで飛びました。今使っているのは『RAZR FIT』で、これも飛ぶ。ツアーでは、『深堀が飛ばし屋になった!』と言われていますから(笑)。でも、新しい『レガシー』はもっと飛びますから、早く使わせてほしいって、今スタッフの人に頼んでいるところなんです」飛ばし屋に変身して上位に顔を出し始めた深堀プロだが、新しい『レガシー』で、さらに上を狙うと宣言した。   新しい『レガシー』は、50~70歳のアベレージゴルファーを製品対象者に据えて開発され、既存の『レガシーブラック』(40~55歳の中上級者向け)との棲み分けを図っている。キーワードは、「飛距離重視」、「クラブに仕事をさせる」、「パープル」といったところだ。   ドライバーは安心感を与えるオーソドックスなヘッド形状だが、前作よりも重心距離を短くしボールを芯で捉えやすくしたという。また、同社独自の「スピードフレームカップフェース」と「NEWハイパーボリッククラウン」を初めて融合させ、心地よいフィーリングなどを実現。さらに、5種類のウェイトスクリューを用意することでその日のコンディションや好みに合わせたヘッドウェイト調整が可能、最大のボール初速を獲得できるという。   日本からリクエストを受けて開発したホックネル氏は、「日本はいつも(本社へ)難題を突きつける」と苦笑しつつも、製品の出来栄えの良さに自信を見せた。「クラブの規制が厳しくなる中、飛距離を進化させるのは難しい。しかし、物理学や素材、製造プロセスなど様々な要素を複合的に改良することでまだ飛ばせるドライバーはできる。今回の『レガシー』は、それを証明している」――。   話題を呼びそうな点はもう一つ。それはモデルカラーだ。従来の『レガシー』はグリーンを基調にしていたが、今回はパープル。「プレミアム感を強調できる色」とのことで、先日エリザベス女王の即位60周年を祝った英王室のロイヤルカラーでもあるという。そのプレミアムカラーに差し色としてゴールドを加え、さらに高貴な印象を持たせた。   『NEW レガシー』ドライバーの価格は前作同様1本8万4000円(純正シャフト装着モデル)と9万9750円(グラファイトデザイン社製ツアーAD BB-5、同6装着モデル)。7月以降、順次フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンなども投入していく。   なお、日本以外でも着々と販売実績を積み重ねる『レガシー』は、韓国・中国・東南アジアへの市場投入に加えて、今回のモデルからヨーロッパでも正式に販売されることが決定された。日本発信のグローバルモデルとしても注目が集まりそうだ。