ミズノがシューズ工場公開で日本の物づくりをPR

ミズノがシューズ工場公開で日本の物づくりをPR
  同社は現在、年間1300万足のスポーツシューズ(ゴルフを含む)を製造している。同工場はそのうち年間5~6万足と小規模。その他大勢が海外の提携工場で製造されているが、同工場はメイド・イン・ジャパンを訴求する格好の素材といえるだろう。   「労働コストを考慮すれば海外生産は避けられないが、海外工場の工員は"そのシューズの使用目的も知らない"で作業をしている。だからこそ、日本で製品を作るということの意味が大きくなる」(同社営業企画・横山直生氏)   今回の工場見学はミズノの物作りを訴求するほか、来月中旬に発売する『ジェネム』で本格参入するシューズフィッティングの訴求も狙いのひとつだった。   「実はジャパンゴルフフェア(JGF)で行ったシューズフィッティングで意外な事実が判明しました。それは足幅で、日本人ゴルファーのほとんどが3Eではなかったということです」――。   同社はこれまで、約2万人のシューズフィッティングを行っている。その中で、これまで「日本人の足幅は3Eが圧倒的多数」と思われていたのに対し、2E、3E、4Eの割合が同率だったという事実に直面した。その事実を受けたプロダクトが『ジェネム』で、カラー、モデル、サイズ、幅を含めたSKUは180。全国120店舗で、「ジェネムフィッティングショップ」を立ち上げ、フィッティング販売を展開する予定だ。   同社は今年、総合フィッティングカンパニーを志向している。クラブでは養老工場と『MPアイアン』で一定の成功を収めており、シューズでは山崎ランバード工場と『ジェネム』という構図を訴求してシューズフィッティングの重要性も訴えていく構えだ。   尚、動画は工場見学を収録した。