振りやすくて飛ぶ!新モデル『ビッグバーサベータ』

同社は今年、『X2 HOT』、『ビッグバーサ』や『ビッグバーサアルファ』が牽引し、2014年度の上半期は好業績を挙げた。その勢いをさらに伸ばすために開発された『ビッグバーサベータ』は、往年の名器である『ビッグバーサ』、『グレートビッグバーサ』を彷彿とさせる日本・アジア限定モデル。「もっと遠くへ飛ばしたい」というアクティブシニアゴルファー向けに開発された製品となる。
まず、『ビッグバーサベータドライバー』だが、最大の特徴は、同社史上最軽量の約267g(Rシャフト装着時)のクラブ重量ながら、バランスをD1にキープしたことで、振りやすさを追求した点だ。これは、約25gのグリップ、45g(R)の軽量カウンターバランスシャフトを採用することで実現できたという。
また、ヒール部分にウェイトを集中(ヘッド内部の肉厚設計+固定式ウェイト)することでつかまりの良さをアップ。振りぬきが良くスクエアにインパクトができるのだとか。さらに、フェースにはチタン合金の中でも最軽量レベルの軽比重チタン「8‐1‐1」を採用することで、ルール制限ぎりぎりのフェースの反発を追求。前作同様モデルよりも12・1ヤードの飛距離アップを実現したという(同社調べ)。
その他にも、高音ながら心地よい打球感を生み出すために、ヘッド内部のソールウェイト付近に「サウンドリブ構造」を採用。また、ソールには、かつてのビッグバーサを彷彿とさせる「ウォーバードソール」を採用している。ヘッドスピードは35~42m/sまでと、アベレージゴルファーを対象にしており、アクティブシニアの要求に応えるドライバーに仕上がったという。
このドライバーをテストした深堀圭一郎プロは、
「振りやすくつかまえやすいので、より強くて飛距離が出る球が打てる。自分に合った振りやすいクラブは、動きたい動きにマッチして自然に振れるようになるので、相乗効果でさらにヘッドスピードが出やすくなります。今回のドライバーは、ヘッドスピードが上がるのではなく、上がってしまう。これが何よりこのドライバーの強みですね!」
とその振りやすさと飛距離性能を大絶賛。アマチュアゴルファーでも憧れのドローボールが自然に打てるドライバーだという。
一方、ドライバーと共に注目される『ビッグバーサベータアイアン』の最大の特徴は、飛びのフェアウェイウッドで培ったフェーステクノロジーをアイアンに初めて採用した点だ。「カーペンター455スチール」を採用したL型のフェースが、同社史上最大のボール初速を実現。このL型フェースに加え、「アンダーカットインナーウェイト」により、フェース下部でもスイートエリアを高め、安定した飛距離を可能にしたという。
さらに、極薄フェース設計と最適ウェイトコントロールでワイドスイートエリアを実現。前作同様モデルよりも20・3ヤードの飛距離アップを実現したという(同社調べ)。
「自然に構えられるので、ラインが出しやすいですね。また、インパクトの時にボールはフェースの上を少し滑るのですが、ボールを上手く上げながら弾いてくれる。よって、高打ち出しでボール初速が速いのが特徴です。さらに、スピンも効いてくれるので、グリーンでもしっかり止まります。球の高さは2番手位上がり、飛距離は10~20ヤードは伸びると思いますよ!」
深堀プロもその飛びに驚いている様子だった。
その他にも同シリーズは、振りやすさと上がりやすさをプラスしたフェアウェイウッドやアイアン感覚でグリーンを狙うことができるユーティリティもラインアップ。また、ドライバー同様、フェアウェイウッドにも「ウォーバードソール」を採用するなど、昔からのキャロウェイファンが満足する仕上がりとなっている。さらに、レディスに関してもドライバーからアイアンまで取り揃えているという。
ところで、2008年から2年周期で発売されている『LEGACY(レガシー)』シリーズだが、同社によると、今年は発売を行わない予定だという。今春に発売された中・上級者向けの『ビッグバーサ』や『ビッグバーサアルファ』、そして今回発売するアベレージ向けの『ビッグバーサベータ』を発売することによって、今年は「ビッグバーサ包囲網」を確立していくようだ。
なお、動画は発表会当日の模様を収録したもの。製品の問い合わせはキャロウェイゴルフへ、0120~300~147。