15年秋冬、『Kappa』の一押しは「アズーロ」
今シーズンは、百貨店や量販店向けに展開している「AZZURRO(アズーロ)」ラインが一押しだという。「アズーロ」とは、このラインの軸となる色である「青」のイタリア語。イタリアゴルフ協会の公式サプライヤーとして、イタリアの『カッパ』が展開しているウエアからインスパイアされたラインだという。
15年FWの「アズーロ」ラインは、機能性はもちろんのこと、遊び心を取り入れたスタイルを提案。今シーズンより、フロントの胸部分にFIG(イタリアゴルフ協会の略)ワッペンを本格的に取り入れ、ゴルフラインへの本気度をアピールしたスタイルを全面的に押し出していく模様。
具体的には、フロントのFIGワッペンと共に、袖のオミニプリントが連続的に配置されたスニードや袖にビッグオミニプリントを配置したブルゾンなどを展開。バックには、イタリアントリコをグラデーションでプリントするなどのこだわりようだ。その他にも、両袖にオミニプリントを配置したシャツや左袖にオミニマークをアップリケ刺繍したシャツ、ストレッチの効いたパンツなどをカラフルな色で表現しているのが特徴だ。一押しのカラーはもちろんイタイリアンブルーで、その他にもネイビー、ホワイト、レッドの4色での展開となる。
機能性については、身体の動きに合わせて、あらゆる方向に伸びる4WAYストレッチ素材を採用した「フレックススキンプラス」や着用時に体熱をすばやく保温する効果がある「ダイジェナイトサーモ」、雨をはじき、快適な衣服内環境をキープする「ウォーターストッパー」など、高機能素材のノウハウを随所に取り入れたという。
百貨店向けに展開している「COLLEZIONE ITALIA(コレツィオーネイタリア)」ラインは、前後半ごとにテーマを設けたのが特徴だ。
前半のテーマは、「花柄」。ストレッチ性に優れ、様々な動きに対応する花柄プリント素材のブルゾンや花柄の鹿の子素材のボタンダウンシャツなどを展開。また、花柄をエンボスプリントで表現した素材の5Pパンツなど、タウンユースでの着こなしにも便利なアイテムを多数取り揃えたという。さらに、ウエアと連動した花柄がモチーフのバイザーもあり、トータルでコーディネイトできるのも特徴だ。
後半のテーマは、「レオパード」。レオパード柄をエンボスプリントで表現した素材の中わたブルゾンやレオパード柄をプリントで表現した素材のダウンベストやパンツなどを展開。また、レオパードエンボス素材の防風パンツなど、防風性に優れた保温性のあるパンツも展開していくという。さらに、花柄のバイザーと同様に、ウエアと連動したレオパード柄のワークキャップもラインアップに加えたという。
量販店向けに展開している「ATTIVO(アティーボ)」ラインは、「アズーロ」ライン同様、プレイウエアとして動きやすく、快適性を追求したゴルフウエアとして人気だという。今シーズンのテーマは、「モータースポーツ」。"イタリアロゴ"などの字体をテクノっぽく仕上げることで、スピード感をイメージしたという。具体的には、バックにイタリアロゴをあしらったデザインの市松ドビー素材のブルゾンやシャツ、胸に大胆なアップリケ刺繍のレタリングやイタリア国旗などをあしらったトラックジャケットなど、多数取り揃えているという。
カッパは、1956年にブランド展開を始め、来年で60周年を迎えるという。同社マーケティング課の才門勇介課長代理によると、
「60周年を迎えるにあたり、3月初旬から5月末まで、抽選で豪華賞品が当たる"GOSTYLISH!プレゼントキャンペーン"を今年も実施する予定です。また、キャンペーン以外にも、様々な企画を考えていますので、楽しみにしていてください」――。
今後もイタイリアの感性と先進のテクノロジーを融合させた『カッパ』は、"見る者""着る者"を魅了していくに違いない。