道具を替えないウェブが即替え、『N.S. PRO Regio Formula B』
日本シャフトは3月1日、シャフト特性と素材との両面から飛びを追求したドライバー用カーボンシャフトブランド『N.S. PRO Regio Formula』から第4弾となる『N.S. PRO Regio Formula B』を発売する。
同社は2011年に初代『N.S. PRO Regio Formula』を発売。新先端剛性設計や超高弾性素材など、飛ばしのテクノロジーを注入してロースピン・ビッグキャリーの大きな飛びを目指してきた。
2作目の『N.S. PRO Regio Formula M』、3作目の『N.S. PRO Regio Formula MB』ともに、それぞれのスイングにマッチする飛ばし方を訴求してきたという。さらに、総合シャフトメーカーならではのアプローチとして、『N.S. PRO MODUS3』シリーズとの好マッチングも訴求。ドライバーからアイアンに持ち替えてもスムースにスイングできるトータルシャフトセッティングを提案してきた。
『N.S. PRO Regio Formula B』は、時代の変化に伴うヘッドスペックの変化やフィーリングに対しての嗜好の変化に対応する形で、初代『N.S. PRO Regio Formula』をさらに進化させたモデルという位置づけだ。より遠くへしっかりとボールを飛ばすことができるシャフトの強靭さと、爽快な弾き感を兼ね備えた最新モデルという。
具体的な商品特徴について、同社では次のように語る。「高い先端剛性が、飛ばせる"ぶ厚い"インパクトを作ります。その結果、横風やアゲンストなど風の影響を受けずに直線的に突き進む強弾道を打てるのが特徴です。それを生み出しているのが、当社独自の剛性マッチング。一般的に先端剛性の高いシャフトは安定性に優れている反面、ボールが上がりにくい、つかまりにくいといったデメリットが生じやすい。しかし、今作は中間部分の剛性を下げることでそれらを解消。安定感のあるロースピン・ビッグキャリーボールを打ちやすくしています。さらに、前モデルよりもシャフト中間部から手元部分にかけて剛性感を強くすることで、幅広いユーザーに対応できるタイミングの取りやすさも大きな特徴の一つです」
スイング中のシャフトの挙動を安定させつつ、ボールがつかまって、なおかつ上がる。パワーヒッターからアベレージまで幅広いゴルファーに対応できると同社が胸を張るのも頷ける。実際、道具を替えないことで有名なカリー・ウェブが『N.S. PRO Regio Formula B』を一発で気に入り、即替えしたというニュースも舞い込んできた。
「私のエースシャフト(『N.S. PRO GT500-S』)よりもオートマチックにハイキャリーボール(高弾道)が打ちやすい。アゲンストでもキャリーが落ちることなく、エースシャフトよりも飛んでいることにすごく驚いています。スピンが減ったことが要因だと思うけど、ボールコントロールもしやすい。あえて、低いボールを打つ必要がない力強さも感じますね。エースシャフトを決めるポイントで絶対に外せない条件が、スイング中に意図と反する動きをしないこと。これがあると試合では絶対に使えないのですが、『N.S. PRO Regio Formula B』はそんな動きが全くない。インパクトのフィーリングもソリッドで、どんなスイングのゴルファーにもマッチするでしょう」と、その製品力に太鼓判を押している。世界殿堂入りを果たすレジェンドが惚れ込むニューモデルだけに、今後大きな注目を集めそうだ。
『N.S. PRO Regio Formula B』の発売により、先述した通り同シリーズのラインアップは、『同M』、『同MB』を加えて3機種となった。シリーズに厚みを増したことで、自分に合った一本を選びやすくなったともいえるだろう。なお、同社は2月19~21日まで開催される「第50回ジャパンゴルフフェア」にも出展しているので、会場でシリーズを試してみてはいかがだろう。