ボルビック ビビッドの新ボールは、柔らかさと軽さを求めるゴルファーへ

ボルビック ビビッドの新ボールは、柔らかさと軽さを求めるゴルファーへ
「当社は今春、艶消しのマットカラーボール『ボルビック ビビッド』の新モデル『ソフト』と『ライト』を新たに加えて、より多くのゴルファーに『ビビッド』を楽しんでもらえるラインアップを揃えます」と語るのは、『ボルビック』を発売するFDRの神谷秀樹社長。 世界初のマットカラーを採用した『ビビッド』は、従来のボールとは一線を画したデザイン、そして見た目だけではなくしっかりと作り込んだ製品が評価され、たちまち人気となった。 競合他社も『ビビッド』に追従したこともあり、マットカラーボールはゴルファーの間で盛り上がりを見せている。 マットカラーボールのパイオニアとして、他社の追随を許さない。そんな気合いを込めて4月から発売されるのが、『ソフト』(6000円/ダース)と『ライト』(5500円/ダース)だ。

既存のビビッドとの違いは?

Volvik VIVID & VIVID XT では、既存の『ビビッド』と何が違うのだろうか。まずは、既存の『ビビッド』の特徴を、ゴルフライターの児山和弘氏に語ってもらう。 「『ビビッド』は、フィーリングはディスタンス系。カバーはアイオノマーでウレタンカバーのようなモチッとした感じはありませんが、適度に柔らかく、適度に弾き感もあって喰いつき感も少しあります。 通常のディスタンス系のフィーリングでドライバーのボール初速も速い。ひょっとすると、普段使っているツアー系のボールよりも飛ぶくらいです」と、飛距離性能の高いボールと児山氏は位置付けた。 [surfing_other_article id=1234]  

新モデルは柔らかさと軽さがウリ?

一方、今春から発売される『ソフト』と『ライト』は、名前が示す通り、柔らかさと軽さで既存の『ビビッド』と差別化を図っている。その点を神谷秀樹社長に説明してもらう。

ソフトの特徴

「まず、『ソフト』は、初めて取り組んだマットカラーのウレタンカバーボールです。それだけでもインパクトがあると思いますが、大きな特徴は柔らかさ。 『ビビッド』の中でもコンプレッション70(ビビッドは75)と一番柔らかいモデルです。位置づけとしてはボルビックのウレタンカバーボール『S3』、『S4』同様にツアー系に属しますが、しっかりした打球感よりもソフトなフィーリングを好む人に向いています。 対象ヘッドスピードは33~42m/s。女子プロが使うと性能を上手く引き出せそうですね」 ソフトなツアーボールは、近年市場性が高まっているカテゴリーになるが、FDRではソフトなツアーボールという位置づけではあるものの、マットカラーのウレタンカバーボールという新たな市場創造を図ると意気込みを見せる。

ライトの特徴

「次に、『ライト』は、『ビビッド』よりも1g程度軽くしたモデルです。 私たちのテストでは、ボールは上限ギリギリ(45.93g)まで重くした方が空気抵抗に負けないで飛ぶという結果が出ていますので、無闇に軽さは追いません。 『ライト』の性能はほぼ『ビビッド』と変わりませんが、若干軽くコンプレッションも硬くしたことで、インパクトの際にフェース面でボールが滑るんですね。これによって、打ち出しが高くなって高弾道で飛んでいくというメリットを付加したモデルです」 『ライト』の対象ヘッドスピードは25~38m/s。女性やシニアなどヘッドスピードが速くないゴルファーでも自然とボールが上がり、空気抵抗に負けない力強いボールが打てるという。 また、コスメは『ビビッド』よりも軽さを印象づけるシャーベット調のマットカラーに仕上げるなど、見た目にも工夫を凝らしている。

下川めぐみプロが語るボルビックの印象

下川めぐみ 日本人初の契約選手である下川プロは、『ボルビック』の印象について次のように語った。 「『ボルビック』の『S3』をテストした時に、手に感じる柔らかな打感と飛距離性能が自分のプレースタイルに合っていると感じました。特にドライバーショットの飛距離が伸びたことと、弾道が安定したことが決め手になりました。 グリーン上ではイメージ通りによく止まってくれるところも気に入っています。『ボルビック』のイメージカラーであるオレンジは好きなカラーでもあり、今年は『ボルビック』のボールやアイテムとともに優勝を目指します」

ボルビックはドラコンでも大活躍

ボルビック社では、2年前から「LDJ(ロング・ドライバーズ・オブ・アメリカ)/世界ドラコン選手権」の冠スポンサーとして大会をサポート。 2017年の世界ドラコンランキング1位でボルビック契約のジャスティン・ジェームスは、435ヤードのビッグドライブを記録して優勝。さらに、シニア・ウィメンズの両大会でもボルビック契約選手が世界NO.1の称号を手に入れた。 国内のドラコン競技が、メディアに大きく取り上げられる機会は少ない。ただ、ドラコン専用のティーチングプロ団体が誕生、飛ばしの秘訣を知りたい一般ゴルファーからの問い合わせも増えているという。