アパレルメーカーのグリップインターナショナルは2019年春より新ブランド『ヘンリークラブ』を展開する。スタート時はレディスのみの展開予定。『ヘンリークラブ』の「ヘンリー」は、同社の人気ブランド『ヒールクリーク』のキャラクターである、犬のヘンリー君に由来しており、ロゴのデザインもヘンリー君の顔になっている。
テーマは「リラックス」。日常の中にゴルフがあるという感覚で、ゴルフ以外のシーンでも利用してほしいウエアだという。同社の桑田隆晴社長によると
「コンセプトは『ゴルフもできる』です。『ヒールクリーク』、『ムニタルプ』の利用者が、シーン違いで『ヘンリークラブ』を利用するようなイメージです」
という。
100%アシックスの直営工場で生産
生産は、アシックスの直営工場である「アシックスアパレル工業」で100%行う。ここは元々あった福井工場と武生工場を統合して、昨年8月に完成したばかりで、アシックスアパレルの国内生産拠点としての位置づけだ。
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新ブランド『ヘンリークラブ』のコンセプトを語る桑田隆晴社長[/caption]
「メイドインジャパンの品質はもちろん、スポーツウエア最大手のアシックスの技術と、当社のラフな感じの融合で、新しいテイストのウエアを提供できると思います」(桑田社長)
価格もリラックスで
価格は、シャツ・ボトム共に1万円前半を予定。
「価格も『リラックス』を目指します。リラックスとは言っても、機能性や着心地にも拘り、ちゃんとゴルフで使えるウエアです」(桑田社長)
取扱い店舗
現状は、阪急うめだ本店での取り扱いは決まっており、11月に新ブランド披露イベントを開催予定。桑田社長によると、ブランドコンセプトを理解してもらいながら少しずつ展開店舗を増やしていけたらとのこと。
それにしても、アシックス直営工場での生産は興味深い。東京五輪のスポンサーも務める同社だが、五輪競技でもあるゴルフの専用ウエアは存在しない。これを機に新しい展開になれば面白い。