ミズノプロにドライバー登場 原英莉花が飛距離1位宣言

ミズノプロにドライバー登場 原英莉花が飛距離1位宣言
「おぉぉぉー、高い弾道が。絶対飛んでる」--。 そう太鼓判を押したのが、ミズノ契約プロの原英莉花。同社が2月に発売する『ミズノプロ モデルE』『ミズノプロ モデルS』をはじめて試打した第一声がそれだ。 同社は昨年発売した「ミズノプロ」シリーズのアイアン等に加え、ドライバー2機種、FW1機種、UT1機種を発売するが、プロが認める飛距離性能には「禁断」の秘密があるという。

禁断の素材「βチタン」

ミズノプロ モデルES 発売日は2月22日。今回の『ミズノプロ モデルE』と『ミズノプロ モデルS』には、過去フェース素材に高反発ドライバーに使用されたβ系チタン「2041Ti」という素材がが採用されている。 β系チタンはドライバーの高反発規制が施行される2008年より前にドライバーに多く採用された素材で、高反発規制後はクラブメーカーが敬遠してきた素材のようだ。 まさしく「禁断」の素材というわけで、今回の「2041Ti」をフェースに使うと撓み力がアップするためフェース裏側の構造でルール内の数値に抑えて、ソールに設計された溝のフェースに一番近い部分を2㍉深くすることで、必要以上のフェースの撓みを抑えてボディがフェースを撓ませる構造にデザインしている。 その結果、契約プロの武藤俊憲は『モデルE』でキャリーが+3.9ヤード、小鯛竜也は+8.6ヤード、原英莉花は+9.8ヤードと軒並みキャリーを伸ばしている。

こだわった日本人向け設計の『ミズノプロ モデルE』

モデルE 体積450cm3の『ミズノプロ モデルE』は、構えた時に見えるクラウンの大きさである投影面積を安心感のあるサイズに維持しながら、重心距離を短めに設定することにより、スムーズなヘッドターンを可能に。スクエアなインパクトで安定した方向性を発揮するドライバー。 一般的に投影面積の大きなドライバーの場合、重心距離が長いため、インパクト時にヘッドが返りにくく、プッシュアウトやスライスの原因になっていた。それを日本人向けの無理なくスクエアなインパクトを迎えられるように設計している。 重心距離は36㍉と、ほかのメーカーと比べても小さい数値でヘッドが返りやすいのが特長なのだ。

シグネチャーモデルの『ミズノプロ モデルS』

ミズノプロ モデルS もうひとつ発売されるのが『ミズノプロ モデルS』。体積430cm3と小ぶりで、こだわりの叩けるハイバック形状。それに加え、操作しやすい丸みのあるフェース、弾道をコントロールしやすいイメージをデザインしている。 この『ミズノプロ モデルS』の「S」はシグネチャーモデルの「S」。シグネチャーモデルとは1999年発売でミズノの歴史の中で伝説となっている『ミズノプロ 300S』だ。 その『ミズノプロ 300S』を超えるのが、今回の『ミズノプロ モデルS』。先の「禁断」の素材であるβチタンをフェースに採用したのも、この『ミズノプロ 300S』を超えるためでもある。

LPGA新人戦で優勝した原英莉花は、新ドライバーで平均飛距離1位を目指す

ミズノ契約プロ 既に実際の試合で使用した原英莉花は、 「ミスヒットしても、ギャラリーからはナイスショット!と声がかかります。ミスショットにも強いです」--。 手嶋多一プロは、 「やばい、飛んでる!」 小鯛竜也プロは、 「飛ぶ!」 と、契約プロのそれぞれが好感触。 手嶋プロは、 「球が出るスピード、初速にはビックリしました。来期はこれで、レギュラーツアーとシニアツアーを戦います」--。 尚、下の動画は記者発表の模様を収録した。