「ヤマハ愛」
そんな言葉が当てはまるかもしれない。契約プロも、社員も、ユーザーも全ての参加者がヤマハのクラブが大好きだという。
そんなことを感じさせるイベント「ヤマハ ゴルフ ファンサミット2018」が、葛城ゴルフ倶楽部山名コース(静岡県)にて開催された。
ヤマハの契約プロと、ヤマハのクラブを使うファンとを繋ぐもので、今回で5回目の開催となる。
参加プロはヤマハ契約の主力選手である、藤田寛之、谷口徹、大山志保、有村智恵、福田真未ら14名。全54名の参加者がプロとの交流を楽しんだ。
そのイベントの模様をレポート!
藤田寛之チームが連覇を狙う 和やかムードの開会式
目玉は何と言っても、プロと3ホールを共にラウンドできること。元々は1ホールのみだったが、藤田寛之や谷口徹からの「1ラウンドだけだとファンとの距離が縮まらない」という意見で、参加人数を減らして交流できるホール数を増やしたのだとか。
個人戦と同時に、藤田寛之、谷口徹、大山志保のそれぞれをリーダーとした3チームによる対抗戦も実施。藤田寛之チームは、過去4連覇中とあって、5連覇に向けて気合十分。
その他の参加プロも次々と各チームに振り分けられていく。盛り上がったシーンは、プロが3色のパネルを一斉に開く瞬間。お目当てのプロと同じチームになれたりなれなかったりで、一喜一憂する参加者の声で会場は和やかムード。
有村智恵・福田真未がピンを持つ
イベントでは、参加プロが驚くほどオーラを消している。参加者と同じ空気感でラウンドを楽しんでいるのが印象的だ。
有村智恵、福田真未は自らピンを持ち、参加者がスムーズにラウンドできるようにサポート。
大山志保が参加者とピースサイン
大山志保は、GEW記者がカメラを向けた瞬間に、参加者に「ねえ、一緒に撮ってもらおうよ」と声をかけピースサイン。
ラウンド開始前から、同伴参加者に「分からないことがあったら何でも聞いて下さいね」と声をかけ、参加者の緊張をほぐしていた。
福田真未が語るレディスゴルファーへのメッセージ
ラウンド後の福田真未との質疑応答を。
アマチュアゴルファーへのヤマハのクラブのおススメポイントは?
福田「特にドライバーが構えやすくて、大きなミスが出ない点がアマチュアゴルファーにおススメです」
レディスゴルファーの開拓方法について思うことは?
福田「クラブ自体が年々、易しくなってきて、打ちやすくなっています。難しいクラブを頑張って使う必要がなくなってきているので、女性にもどんどん挑戦してほしいですね」
藤田寛之「子供たちにゴルフをするきっかけを与えたい」
ラウンドを終えた藤田寛之が、イベントへの想いを語った。
「このイベントは1年の中でとても大事なイベントです。ファンのことも、契約プロのことも含めて人を大切にしているヤマハらしいイベントだなと思います。
普段ヤマハを使ってくれているユーザーには感謝ですね。
自分自身も、もう26年ヤマハです。これだけ長いと、契約プロだけど、半分メーカーの人間みたいな気持ちがありますね。
今年は参加者にレッスンするというよりも、会話の時間を多く取りたいなと思ったんです。その一つとしてヤマハのクラブを使っている理由を参加者の皆さんに聞いてみました。
ヤマハのバイクが好きだったり、ギターが好きだったり、僕のことが好きだったり(笑)、色々な理由があって面白いですね」
藤田の言葉の端々から「ヤマハ愛」が感じられる。質疑応答も併せて見てもらいたい。
ゴルフ人口が減っているがプロとしてできることは?
藤田「プロゴルファー個人でできることは限られているかもしれませんが、今取り組んでいるのは、ヤマハのジュニアスクールで初心者から上級者までプログラムを組んで教えています。子供たちにゴルフをするきっかけを与えたいですし、ゴルフ界への恩返しの気持ちもあります」
新ルールによる影響はあると思うか?
藤田「どうでしょうね。選手同士でもどうだろうという話にもなることがあります。ただ、ゴルフは解釈が難しかったり、あまりにも厳しかったりするところがあると思いますので、分かりやすくなるのかなと思いますね」
有村智恵「愛想が悪いと思われるけど、本当は」
涙の復活優勝が記憶に新しい有村智恵だが、ラウンド中は、林から抜け出せずにトラブルに見舞われている参加者にすぐに駆け寄りアドバイスするなど、ホスピタリティのある対応が印象的だった。
そんな有村智恵との一問一答を。
今回のようなファンと触れ合うイベントについて思うことは?
有村「私は自分でも自覚があるのですが、試合中はグッと入ってしまって、ファンとにこやかに話すことができなくて、愛想が悪いと思われてしまうんです(笑)ですので、こういうオフの時はファンとしっかり接したいですし、私のことを知らない人にも知ってもらって、女子ゴルフも面白いなと思って帰ってもらいたいなと思います」
映像で絶叫していた『インプレスUD+2」はアマチュアゴルファーにおススメか?
有村「自分でも本当に驚きました。クラブでゴルフは進化していけるという確信を得られた瞬間でした。7番アイアンで150ヤードの自分が180ヤード近く飛ばせたことは気持ち良かったですね。飛ばしの気持ち良さを体感できるクラブですし、飛距離が出るとゴルフは楽しくなると思いますので、是非あの感動を皆さんに味わってほしいですね」
大山志保チームが大逆転!
パーティーではプロとの写真撮影やサインは自由。個人戦とチーム戦の結果発表が行われ、プロと参加者が一緒に大盛り上がり。
芹澤名人も軽快なMCで、参加者を盛り上げる。
藤田寛之チームの5連覇を阻んだのは、大山志保チーム。
会場は終始、笑いで溢れていた。
参加費用は1万円+プレー費2万6000円(キャディフィ、乗用カート、朝食、練習場コイン、昼食、パーティ費、諸経費を含む)。参加資格は、ヤマハのインプレスかRMXのドライバーかアイアンセットを使っていること。
参加者全員に、キャップをプレゼントするほか、パーティーでは何らかのグッズが必ず当たるようになっており、前半終了後の昼食時に参加者全員のキャディバッグにオリジナルのネームタグをこっそりつけるサプライズも。
参加者は抽選で決まるというが、ヤマハ好きは参加してみてもいいかも。